【ゲームエンタメ株前場(11/7)】決算発表で明暗 スクエニHDとCRI、グリーが買われKADOKAWA、サンリオが大幅安【チャート掲載】

11月7日前場の東京株式市場は反落。日経平均株価は、前営業日比1100円19銭安の4万9783円49銭で午前中の取引を終えた。前日の米国市場が大きく下げたことを受けて、AI・半導体関連を中心に利益確定の売りに押され、日経平均は再び5万円を割り込んだ。

 

【主要指数】
・日経225: 49,783.49(-1,100.19)
・TOPIX: 3,272.08(-41.37)
・ドル/円: 153.16(+0.09)
・ダウ: 46,912.30(-398.70)
・ナスダック: 23,053.99(-445.81)
・SOX: 7,018.39(-171.87)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている97銘柄のうち、上昇は35銘柄(36%)、下落は55銘柄(57%)、変わらずは7銘柄(7%)で、売り優勢だった。

大手ゲーム関連を見ると、前日決算発表を行ったスクエニHD<9684>が買われたほか、バンダイナムコHD<7832>にも買い戻しが入ったようだ。カプコン<9697>も高い。他方、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、セガサミーHD<6460>、コナミG<9766>、コーエーテクモHD<3635>が売られた。

 

その他ゲーム会社やディベロッパーは、ネクソン<3659>、マーベラス<7844>、エヌジェイHD<9421>が高く、日本一ソフト<3851>、ユークス<4334>が変わらず、イマジニア<4644>、トーセ<4728>が安い。

 

モバイルゲーム系の銘柄は、第1四半期決算で黒字転換したグリーHD<3632>が反発。ほか、サイバーエージェント<4751>、MIXI<2121>、ガンホー<3765>、アカツキ<3932>、モバイルファクトリー<3912>が高く、DeNA<2432>、コロプラ<3668>、ケイブ<3760>が安い。

 

アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、東宝<9602>が高く、タカラトミー<7867>、サンリオ<8136>、KADOKAWA<9468>、IGポート<3791>、GENDA<9166>、東映アニメ<4816>、エディア<3935>、フリュー<6238>、ブシロード<7803>が安い。

 

最後に騰落ランキングを見ると、マイネット<3928>やスクエニHD<9684>、CRI・ミドルウェア<3698>、グリーHD<3632>が値上がり率上位となり、KADOKAWA<9468>、モブキャストHD<3664>、アクセル<6730>、オーバーラップHD<414A>が値下がり率上位となった。

  

■ゲーム・エンタメ関連株一覧

※時価総額の単位は億円。