
U-NEXTは、運営する動画配信サービス『U-NEXT』の有料会員数が2025年11月時点で500万人を突破したことを発表した。これは月額550円(税込)を超えるプレミアム有料型放送・配信サービスにおいて、日本企業初となる500万会員の達成である。2007年6月に『GyaO NEXT』としてサービスを開始し、2023年5月31日に300万人、同年7月1日の『Paravi』とのサービス統合を経て9月30日に400万人を突破、そして2025年11月に500万人を突破した。

会員数増に寄与した主要戦略は以下の通りである。
【主要なコンテンツ・サービス戦略】
見放題作品数No.1を目指し、映画、アニメを中心に国内外の最新ヒット作品から優良ライブラリ作品までを網羅している。各局・スタジオとのパートナーシップを生かし、国内ドラマ(TBS・テレビ東京)、欧米ドラマ(『HBO Max』、CBS Paramountほか)、韓国・アジアドラマ(CJ ENM、KBS、MBCほか)の最新作を本国と同時に独占的に配信している。また、欧州サッカー(プレミアリーグ、ラリーガほか)、ゴルフ(PGAツアー、JLPGAツアーほか)、格闘技(UFC、ONE、RIZINほか)を中心に年間2,800試合以上、音楽ライブも年間400本以上を配信し、ライブエンターテイメントを強化した。ビデオ、ブック、音楽のオールインワン・エンターテイメントとして、電子書籍124万冊以上を配信し、2026年8月期には音楽ストリーミングサービスも提供開始予定である。さらに、『NHKまるごと見放題パック』『サッカーパック』『ワールドゴルフパック』(2025年12月開始予定)などのオプションプランやモバイルsetプラン『U-NEXT MOBILE』(11月18日提供開始)を提供し、ポイントの活用先を多様化させ、ユーザー満足度の向上を促した。
【主要なアライアンス戦略】
すべてのシネコンチェーンとの映画チケット連携を進め、現在では全国の約3,000のスクリーンで毎日プロモーションが展開され、330以上のシネコンにて『U-NEXT』ポイントが映画チケットに交換可能になった。TBS、テレビ東京との協業により、最新ドラマ、バラエティの独占配信が可能になったほか、番組内告知によりサービス認知度が向上し、国際的なスポーツ大会のテレビ放送と連動したライブ配信も実現した。楽天モバイルとともに10月1日より『Rakuten最強U-NEXT』を提供開始し、相互送客を実現した。また、『HBO Max』と提携し、最新ドラマの日本独占・同時配信やワーナー映画の独占見放題提供を行い、同時に日本コンテンツ(ドラマ・映画)を『HBO Max』を通じてグローバルに配信する(第1弾は2025年10月よりスタート)ことも決定した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社U-NEXT HOLDINGS
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 宇野 康秀
- 決算期
- 8月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9418