
12月18日の東京株式市場は反落。日経平均株価は、前営業日比510円78銭安の4万9001円50銭でこの日の取引を終えた。米国市場でAI関連への巨額投資が収益を伴うのか懸念が広がったことを受けて、国内でもAI関連や半導体関連が下落し、指数を押し下げた。ただ、ディフェンシブやバリュー株を中心に底堅さが見られ、プライム市場の6割超が上昇したという。相場の中心となる銘柄が見当たらす、短期的な動きになる可能性もある。
【主要指数】
・日経225: 49,001.50(-510.78)
・TOPIX: 3,356.89(-12.50)
・ドル/円: 155.87(+0.18)
・ダウ: 47,885.97(-228.29)
・ナスダック: 22,693.32(-418.14)
・SOX: 6,695.31(-263.13)

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている97銘柄のうち、上昇は53銘柄(55%)、下落は40銘柄(41%)、変わらずは4銘柄(4%)で、買い優勢だった。ディフェンシブやバリュー株が堅調だった流れを受けており、短期的な動きに留まる可能性がある。
大手ゲーム関連を見ると、ソニーG<6758>、セガサミーHD<6460>、コナミG<9766>、スクエニHD<9684>、カプコン<9697>、コーエーテクモHD<3635>が高く、任天堂<7974>、バンダイナムコHD<7832>が安い。


その他ゲーム会社やディベロッパーは、マーベラス<7844>、イマジニア<4644>、ユークス<4334>が高く、ネクソン<3659>、日本一ソフト<3851>、トーセ<4728>、エヌジェイHD<9421>が安い。


モバイルゲーム系の銘柄は、サイバーエージェント<4751>、MIXI<2121>、グリーHD<3632>、ガンホー<3765>、アカツキ<3932>、コロプラ<3668>、ケイブ<3760>が高く、DeNA<2432>、モバイルファクトリー<3912>が安い。


アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、タカラトミー<7867>、東宝<9602>、IGポート<3791>、東映アニメ<4816>、ブシロード<7803>が高く、フリュー<6238>が変わらず、サンリオ<8136>、KADOKAWA<9468>、GENDA<9166>、エディア<3935>が安い。


最後に騰落ランキングを見ると、一部中小型株に短期資金が入ったが、直近上昇銘柄は利食い売りに押された。循環物色になっていくのか注目される。サイバーステップ<3810>やディー・エル・イー<3686>、イオレ<2334>、Link-U<4446>が値上がり率上位となり、KLab<3656>、monoAI technology<5240>、enish<3667>、メガチップス<6875>が値下がり率上位となった。


■ゲーム・エンタメ関連株一覧

※時価総額の単位は億円。