bees、インディーアニメ出身のクリエイターによるアニメ制作スタジオを設立

beesは、公式SNSアカウントの開設とあわせて、新たに「アニメーション事業部」を設立したことを発表した。同時に、神奈川県藤沢市・片瀬江ノ島エリアにアニメーション制作スタジオを開設したとのこと。同社は、これまでミュージックビデオやCM、IPコンテンツを中心にアニメーション制作・イラスト制作・音楽制作を行ってきたが、チームとしての制作体制を明確にし、本格的にアニメーション制作に取り組むための第一歩となる。

新たに開設した藤沢市のスタジオは、片瀬江ノ島駅から徒歩数分の立地。都市部から少し距離を置いた環境で、腰を据えて制作に向き合える場を整えることで、長期的な制作体制の構築を目指す。

制作体制については、スタジオ内の体制を軸としながら、必要に応じて協業会社とも連携する方針。作画や演出に加え、動画検査、美術監督、制作進行などの工程についてもスタジオとして関わる体制を整えつつあり、分業が進んだアニメーション制作において、工程全体を見渡せる環境を持つことで、スケジュール管理や完成物のクオリティの安定化を図る。これまでのインディーアニメーションシーンとは異なる形で、チームによる制作の可能性を探っていくという。

現在、beesにはディレクター2名を含む計12名のアニメーション制作に携わる社員が所属している。主な所属ディレクターは以下の通りである。

 

のをか(ディレクター)
代表作:ずっと真夜中でいいのに。「形」ミュージックビデオ監督

 

G子(ディレクター)
代表作:Ado「Value」ミュージックビデオ監督

 

所属ディレクターののをか氏は「個人のアニメーション監督兼作家として、一人で作れる限界に悩み、チームで作れる無限の可能性を見出し始めた頃、代表の山田から声をかけてもらいました。強固な作品を発表することはもちろん、その制作プロセスと現場の空気にこそ向き合い、協調性とセンスの両輪でもって、新時代のアニメーションシーンに立脚します」とコメントしている。

代表取締役の山田 大介氏は「今回、アニメーション事業部の設立とスタジオ開設を行ったのは、制作を続ける中で、チームとして腰を据えて取り組める環境が必要だと感じるようになったためです。個人の表現を大切にしながらも、制作全体を見渡せる体制を整えることで、より安定した制作と、長く続く現場を目指していきたいと考えています」と述べている。

今後の展望として、beesは受託制作にとどまらず、オリジナルアニメーション作品の企画・発表にも取り組んでいく予定である。所属作家それぞれの個性を活かした短編作品や映像企画などを段階的に発表し、スタジオとしての表現の幅を広げる。また、制作環境やチームのあり方についても継続的に発信し、アニメーション制作の現場やプロセスの可視化にも取り組んでいくとしている。

 

【会社概要】
会社名:株式会社bees
本社所在地:東京都新宿区
スタジオ所在地:神奈川県藤沢市(片瀬江ノ島)
事業内容:アニメーション制作、イラスト制作、音楽制作