
博展<2173>は、この日(2月26日)、アニメやゲームなどのIPコンテンツと商業施設・テーマパークなどの「場」を組み合わせ、リアルならではの体験を創出する「IPエンターテイメント部」を始動したことを明らかにした。今後、体験型エンタメ市場への本格参入を目指していく。
同社は、拡大を続けるIPビジネス市場において、リアルな場での展開に求められる深い没入感やブランド体験を提供するため、専門部署を設立した。同社がこれまで培ってきた「人の心を動かす体験設計」と自社保有の「制作・施工機能」を掛け合わせ、IPコンテンツや場の魅力を最大限に引き出す体験づくりを推進する。単なる空間デザインに留まらず、「心が動く場」や「世界観に没入できる体験」を、構想から実装まで責任を持って形にし、ファンとコンテンツのエンゲージメントを深める新たな価値創出を図る考えである。
事業展開は「IP/エンタメ領域」と「FACILITY領域」の二つの軸で進める。IP/エンタメ領域では、アニメ、ゲーム、キャラクター、アーティストなどの世界観を具現化し、ファンとのエンゲージメントを深める体験型イベントやインスタレーションを実施する。FACILITY領域では、商業施設やテーマパークを対象に、イルミネーション、集客施策、遊園地などの空間演出を手掛け、施設を「集客装置」として機能させる体験設計を提供する。
本チームの強みは三点ある。一点目は、「来たくなる場」をつくる体験設計力である。来場者が体験を通じてコンテンツをより好きになり、感動を持ち帰れるようなストーリーを設計し、継続的な集客が求められる場においても飽きさせない「体験のレイヤー」を構築する。
二点目は、企画・デザイン・施工の一気通貫体制によるフィジビリティの担保である。プロデューサー、プランナー、デザイナー、施工管理・テクニカルディレクターが所属し、企画段階から実現可能性を検証し、システム実装から施工までを自社グループ内で完結させる。
三点目は、デジタルとリアルの融合による価値提供である。映像・音響・照明などのテクニカル演出とフィジカルな施工技術を組み合わせ、ソフト・ハードの垣根を越えた体験構築を強みとする。目に見えない価値(Intangible)を、五感で感じるリアルな体験として具現化する。
主要な実績としては、Perfumeの展覧会「Perfume Disco-Graphy 25年の軌跡と奇跡(TOKYO NODE)」や、お化け屋敷プロデューサー五味弘文氏との共創による「暗闇婚礼 - 蠢一族お化け屋敷 -(東京ドームシティ)」、東京ゲームショウ2023における「コーエーテクモゲームス」ブースのトータルサポートなどのIP・エンタメ領域の事例がある。また、ファシリティ領域では、「KITTE MARUNOUCHI |KITTE座 提灯音頭」や「AZABUDAI HILLS Christmas Market」、「国立科学博物館 特別展「貝類展」」などがある。