ネクソン、第1四半期決算は売上1522億円、営業益581億円と過去最高…『ARC Raiders』貢献、「メイプルストーリー」フランチャイズも42%成長

ネクソン<3659>は、5月14日、2026年12月期 第1四半期の連結決算(IFRS)を発表し、売上収益1522億3400万円(前の期比33.6%増)、営業利益581億6300万円(同39.8%増)、税引前利益752億3000万円(同94.4%増)、最終利益572億2500万円(同117.8%増)だった。

・売上収益:1522億3400万円(同33.6%増)
・営業利益:581億6300万円(同39.8%増)
・税引前利益:752億3000万円(同94.4%増)
・最終利益:572億2500万円(同117.8%増)

第1四半期としては過去最高となる売上収益と営業利益を達成した。前年10月にグローバル展開した『ARC Raiders』の貢献に加え、「メイプルストーリー」フランチャイズの成長が業績を押し上げた。

 

【イ・ジョンホン社長のコメント】
「第1四半期は、メイプルストーリーフランチャイズが前年同期比42%の成長を遂げたほか、世界的大ヒットとなった『ARC Raiders』への高いプレイヤーエンゲージメントが継続したことにより過去最高の四半期業績を達成しました。『ARC Raiders』は商業面で極めて大きな成功を収めただけでなく、ネクソンが欧米の開発体制を通じてグローバルIPを創出・展開できる体制を確立したことを示しました。これは、当社の中長期的な成長を支える重要な経営資産です。」
「また、2026年下半期は『マビノギモバイル』の台湾及び日本へのサービス拡大をはじめ、10月の『ARC Raiders』における無料及び有料コンテンツを含む「Frozen Trail」アップデート、中国のPC版『アラド戦記』の国慶節アップデート及び新規レイド、『アズールプロミリア』及び『Project T』のパブリッシングサービス開始、そして期待作『Dungeon&Fighter: Idle RPG』の年内ローンチなど、複数の成長ドライバーが控えています。」
「そして、3月31日のキャピタル・マーケット・ブリーフィングで発表した経営変革に向けた取り組みも着実に進捗しており、開発プロセスの改善、コスト管理の徹底、利益率の向上に加えて、グローバルなプレイヤーコミュニティの拡大に向けた新しい体験の提供を進めています。」

 

同社は現在、ライブ運営を基盤とした「IP成長戦略」を推進している。2024年に策定した同戦略では、『アラド戦記』や『メイプルストーリー』といった主力IPを、新たなコンテンツやプラットフォーム、地域展開を通じて再活性化する「垂直方向」の成長と、『マビノギ』や『ARC Raiders』などから新たな大型IPを創出する「水平方向」の成長を柱としている。

また、地域ごとの文化やユーザー嗜好に合わせてコンテンツを最適化する「ハイパー・ローカライゼーション」も重要戦略として位置付けており、グローバル展開の強化を進めている。

フランチャイズ別では、「アラド戦記」フランチャイズは中国PC版『Dungeon&Fighter』が旧正月アップデートで成長した一方、『Dungeon&Fighter Mobile』の減収が響き、全体では前年同期比で減少した。韓国市場では、前年に大幅成長を記録した反動もあり減収となった。

一方、「メイプルストーリー」フランチャイズは大きく成長した。前年11月に配信を開始した『MapleStory: Idle RPG』や、『MapleStory Worlds』の拡大が寄与し、フランチャイズ売上は前年同期比42%増となった。『MapleStory Worlds』は、中国と日本を除くアジア地域へのサービス拡大効果が寄与した。

『MapleStory: Idle RPG』については、過去に発生したプログラミング不具合に伴う返金対応を実施したことで、四半期売上収益を約67億円、営業利益を約35億円押し下げたものの、新規ユーザー獲得は順調に進み、継続的な成長を維持しているという。返金対応は3月に完了した。

また、「FC」フランチャイズも旧正月イベントや人気企画「Team of the Year」が奏功し、前年同期比で増収となった。

新作タイトルでは、『マビノギモバイル』が韓国市場で引き続き業績に寄与したほか、『ARC Raiders』も好調を維持。第1四半期だけで460万本を販売し、累計販売本数は1550万本、足元では1600万本を突破した。

地域別では、韓国セグメントが売上収益1017億6900万円(前年同期比3.2%減)、セグメント利益385億7000万円(同13.1%減)と引き続き最大規模を占めた。一方で、『ARC Raiders』が寄与した北米事業は売上収益74億7200万円(同39.5%増)、セグメント利益11億6100万円(前年同期は損失は1億1400万円の損失計上)と黒字転換を果たした。

その他地域セグメントについても、『ARC Raiders』のグローバル展開などが寄与し、売上収益408億9100万円(前年同期比2706.3%増)、セグメント利益190億6500万円(前年同期は21億2600万円の損失計上)と大幅な伸びを記録した。

費用面では、人員増加に伴う人件費やロイヤリティ費用、クリエイター報酬などが増加したほか、『ARC Raiders』や『MapleStory: Idle RPG』に関連するプラットフォーム利用料、広告宣伝費も増加した。ただ、前年同期に発生していた為替差損が為替差益に転じたことも最終利益を押し上げた。

 

■2026年12月期の見通し

2026年12月期 6月中間期の業績は、売上収益2591億9000万円~2719億0500万円(前期比11.3%増~同16.8%増)、営業利益742億2200万円~835億0700万円(同6.4%減~同5.3%増)、税引前利益944億0300万円~1036億8800万円(同39.8%増~同53.5%増)、最終利益733億0900万円~804億0200万円(同70.4%増~同86.8%増)を見込む。

・売上収益:2591億9000万円~2719億0500万円(同11.3%増~同16.8%増)
・営業利益:742億2200万円~835億0700万円(同6.4%減~同5.3%増)
・税引前利益:944億0300万円~1036億8800万円(同39.8%増~同53.5%増)
・最終利益:733億0900万円~804億0200万円(同70.4%増~同86.8%増)
・EPS:92.64円~101.6円

株式会社ネクソン
https://www.nexon.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ネクソン
設立
2002年12月
代表者
代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
決算期
12月
直近業績
売上収益4751億200万円、営業利益1240億1200万円、税引前利益1404億5100万円、最終利益920億5200万円(2025年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3659
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