シリコンスタジオ、福井コンピュータアーキテクトの3D建築設計システムのパース描画エンジンへのゲームエンジン「Unreal Engine」の組み込みで技術支援

シリコンスタジオ<3907>は、本日(10月20日)、福井コンピュータアーキテクトが開発した3D建築設計システム「ARCHITREND KAI(アーキトレンド・カイ)」のパース描画エンジンに、ゲームエンジン「Unreal Engine(アンリアルエンジン)」を組み込むための技術支援を行ったことを発表した。
「ARCHITREND KAI」は、福井コンピュータアーキテクトの3D建築CADシステム「ARCHITREND ZERO」を基盤に、住宅設計の業務フローそのものを見直して開発された新システム。従来、提案資料の作成は設計が終わってから始まる別の作業だったが、「ARCHITREND KAI」ではこれを設計プロセスの中に統合している。
その実現にあたり、パース描画エンジンの大幅な刷新が求められていた。昨今の住宅業界では、設計の段階からフォトリアルなパース(完成予想図)を用いて提案することが、住宅販売において重要な要素となっている。福井コンピュータアーキテクトでも製品の拡充などでそのニーズに対応していたが、3D建築CADシステムの大幅な刷新に合わせて描画エンジンも刷新することになり、複数の製品を比較・評価した結果、Unreal Engineの採用を決定した。
しかし、Unreal Engineの描画エンジンのみを製品に組み込むことができる企業は限られていることから、以前から協業について議論していた同社から相談を受け、技術支援を行うことになった。
同社の福井コンピュータアーキテクトに対する主な支援内容は以下のとおり。
・「ARCHITREND KAI」へのUnreal Engineの組み込みに関する技術支援
・設計プロセスと連動して高画質なパースを生成する機能の開発
・外観・内観の複数案や、照明・環境光の違いを瞬時に切り替えて比較できる表示機能の開発
これにより、設計からレンダリングの待ち時間なくフォトリアルなパースを出力できるようになったことで、従来は外部に発注していたパース制作が不要となり、住宅設計にかかる総コストの削減と着工までにかかる打合せ回数や期間の短縮が期待される。また、ゲームにとどまらず幅広い業界で活用が広がっているUnreal Engineを採用することで、描画品質を大幅に向上させるとともに、従来の描画エンジンにかかっていたランニングコストの圧縮も実現している。
同社は、リアルタイム3DCG技術およびゲームエンジン活用ノウハウを通じて、福井コンピュータアーキテクトの製品開発を支援してきた。今後も、Unreal Engineのバージョンアップへの対応や、他製品・サービスへの展開を含め、建築分野におけるリアルタイム3D技術の活用拡大に取り組んでいくとしている。
会社情報
- 会社名
- シリコンスタジオ株式会社
- 設立
- 2000年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 梶谷 眞一郎
- 決算期
- 11月
- 直近業績
- 売上高43億300万円、営業利益1億4700万円、経常利益1億4800万円、最終利益2億600万円(2025年11月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3907