SE H&I、9月中間決算は営業益94%増の7.5億円と大幅増益 投資事業好調 "本業"の再建と成長基盤の強化へ

SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ(SE H&I)<9478>は10月22日、2027年3月期第2四半期(中間期)の連結決算を発表し、売上高34億3400万円(前年同期比0.5%減)、営業利益7億5200万円(同93.9%増)、経常利益7億6200万円(同148.8%増)、最終利益5億1600万円(同154.8%増)となった。
・売上高:34億3400万円(同0.5%減)
・営業利益:7億5200万円(同93.9%増)
・経常利益:7億6200万円(同148.8%増)
・最終利益:5億1600万円(同154.8%増)
投資運用事業が配当金収入の増加や保有株式の一部売却を背景に大幅な増収増益となり、連結業績を牽引した。一方、出版やソフトウェア・ネットワーク、教育・人材などの事業会社は苦戦しており、同社は事業会社各社の再建や新規収益基盤の創出を重点課題に掲げている。
■投資運用事業が大幅増益、配当収入の増加や保有株売却が寄与
投資運用事業の売上高は6億6200万円(前年同期比175.9%増)、セグメント利益は5億9500万円(同219.0%増)と大幅な増収増益となった。
安定的な投資運用量の増加に伴って配当金収入が増加したほか、マーケットの状況を勘案して割高となっている保有株式の一部売却を進めたことが寄与した。
この結果、連結営業利益は前年同期の3億8800万円から7億5200万円へと大幅に増加した。売上高がほぼ前年同期並みとなるなか、投資運用事業が利益を押し上げる構図となった。
■出版事業は構造改革、一般事業会社はそれぞれ課題に対応
出版事業の売上高は17億3900万円(同11.0%減)、セグメント利益は2億1900万円(同2.1%減)となった。紙書籍の売上が若干持ち直し、イベント売上も順調に推移した一方、市場環境に合わせた構造改革を進めている。
コーポレートサービス事業は、受注の質の見直しやコスト削減の効果により、売上高2億6100万円(同13.9%減)と減収ながら、セグメント損益は前年同期の2200万円の損失から400万円の利益へと改善した。
ソフトウェア・ネットワーク事業は、開発市場の変化などを背景にソリューション事業が引き続き軟調に推移し、売上高2億9400万円(同31.4%減)、セグメント損益は前年同期の3500万円の利益から200万円の損失となった。
教育・人材事業は、医療関連の人材紹介事業が順調に推移したものの、IT人材研修事業が軟調だったことに加え、人材コストの増加もあり、売上高4億7600万円(同9.3%減)、セグメント利益6400万円(同44.0%減)となった。
■事業会社の再建と新たな収益基盤の創出へ
同社は期初の重点課題として、事業会社各社の再建、新規収益基盤の創出、事業会社経営人材の拡充・育成などを掲げている。
中長期の成長に向けては、事業会社の経営人材育成に加え、新しいビジネスシーズの模索、不採算事業の再建・選別を進める方針だ。多様な事業収益と長期投資収益を組み合わせ、長期的な実質利益の成長と純資産の増加を目指す。
今回の中間期は投資運用事業が業績を牽引した一方、一般事業会社では構造改革や事業の立て直しが引き続き課題となった。投資運用事業の収益基盤を生かしながら、各事業会社の収益力をどのように高め、新たな成長の柱を育てていくかが、中長期的な成長に向けた焦点となりそうだ。
■2027年3月期の業績予想は据え置き
2027年3月期の連結業績予想は、売上高67億円(前期比4.7%減)、営業利益11億円(同15.2%増)、経常利益10億円(同24.4%増)、最終利益7億円(同10.5%増)を見込む。今回、業績予想に変更はない。
・売上高:67億円(同4.7%減)
・営業利益:11億円(同15.2%増)
・経常利益:10億円(同24.4%増)
・最終利益:7億円(同10.5%増)
・EPS:47.26円
【通期計画に対する進捗率】
・売上高:51.3%
・営業利益:68.4%
・経常利益:76.2%
・最終利益:73.7%
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会社情報
- 会社名
- SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ(SEH&I)