DeNA、AIとQAの専門家を組み合わせてソフトウェア開発の検証工程を効率化するサービス「DAAQ(ダック)」を外部向けに正式提供開始

ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、本日(10月23日)、AIとQA(品質保証)の専門家を組み合わせてソフトウェア開発の検証工程を効率化するサービス「DAAQ(ダック)」を外部向けに正式提供開始したことを発表した。
「DAAQ」は、DeNAの品質管理部が、ゲーム、ライブストリーミング、スポーツをはじめ、多様なサービスで培った検証ノウハウと自社で開発した内製AIテストツールをパッケージ化したもので、社内ではテスト作成工数を最大90%削減している。テスト作成からテスト自動化、コンテンツの倫理審査、アプリのストア審査まで、品質を保ちながら開発スピードの向上を支援する。繰り返しの作業をAIが担うことで、QAの担当者は本質的な仕事に集中することが可能になる。
また、提供開始にあわせ、ソフトウェアの検証・品質保証のプロフェッショナルであるデジタルハーツとパートナー契約を締結した。デジタルハーツは今後、「DAAQ」を活用した検証サービスを提供する。
■「DAAQ」の主な機能
「DAAQ」は、以下の4つの主要機能で検証工程を網羅的にサポートする。
テスト作成:仕様書などのドキュメントをAIが読み込み、最適なテスト項目を自動生成する。
テスト自動化:自然言語による指示だけで、AIが実際に画面を操作しテストを実行する。
倫理審査:テキストや画像・動画から、炎上リスクや不適切な表現をAIと専門家が検知・審査する。
ストア審査:アプリのプラットフォームによる本審査で指摘を受けるリスクをAIと専門家が検知・審査する。
■「DAAQ」の特長
①AIとQA専門家のパッケージで提供
AIツールの提供にとどまらず、DeNAのQA専門スタッフがAIへの入力や出力のフォローアップを行う。ユーザーはツールの操作を習得する必要がなく、指示を出して結果を確認するだけで利用できる。
②AIに任せきりにしない品質担保の仕組み
各工程のアウトプットを人がレビューし、AIに任せきりにせず品質を担保する。また、ユーザーの知的財産や情報を守るため、「ツールの安全性」「インプットの保護」「アウトプットの担保」の3つのガードレールを設けて運用している。ユーザーから預かる情報はAIの学習に利用せず、適切なデータ処理を行う。
③DeNAが自ら使い込んだ仕組みをそのまま提供
DeNAの品質管理部が自ら開発・運用し、自社プロダクトで改善を重ねてきた仕組みを提供する。現場のニーズが高い機能から順次開発しており、既存の開発工程を大きく変えることなく導入できる。
■ソフトウェアテストのプロフェッショナルであるデジタルハーツとパートナー契約を締結
ゲームをはじめ多様な分野でソフトウェアの検証を手がけるデジタルハーツが、検証の現場で「DAAQ」の実用性を評価し、パートナー契約締結に至った。本協業により、DeNAが「DAAQ」によるテスト設計などを提供し、デジタルハーツがソフトウェアテストのプロフェッショナルとしてソフトウェアのテスト実行を担うことで、デジタルハーツはより高品質で効率的な検証サービスを提供でき、DeNAは検証のプロフェッショナルの実務を通じて「DAAQ」をさらに磨き上げることができる。
■今後の展開
今後も、現場のニーズが高い機能から順次開発し、提供内容を拡充していきます。DeNAは、AIの活用を成長の推進力として自社の生産性向上に取り組むとともに、その知見を社外にも届けることで、企業のソフトウェア開発の品質とスピードの向上に貢献していくとしている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1477億円、営業利益186億9400万円、税引前利益257億6400万円、最終利益190億4800万円(2026年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432