Unityが使えるあなたにおすすめの会社は?ゲーム・エンタメ求人をタイプ別に紹介

岸由真 gamebiz編集部
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ゲーム業界の求人を見ていると、「Unity経験者歓迎」「Unityでの開発経験」といった言葉をよく目にします。いまやモバイルゲームを中心に、多くの現場で使われているゲームエンジンです。

ただ、同じ「Unityが使える」でも、求人によって求められ方はかなり違います。「Unityの実務経験が必須」という会社もあれば、「あれば有利」という会社、さらには「Unityに加えて、ほかのスキルとセットで評価する」という会社もあります。

そこで今回は、エンターエンタに掲載されている求人から12件を選び、Unity経験の扱われ方で3つに分けて比べてみました。

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① 必須スキルとしてUnity経験が必要

最初は、応募の時点でUnityの経験が前提になっている求人です。エンジニア職が中心ですが、デザイナー職にも見られます。

JORO/有名IP新規ゲームのUnityエンジニア

必須条件は、UnityとC#によるiOS・Androidゲームアプリの開発経験です。加えて、ソーシャルゲームやMO・MMOなど、ネットワークゲームの開発経験も求められています。歓迎条件にはPHP、Laravel、DynamoDBなど、サーバー側の経験が並んでいます。クライアントだけでなく、サーバー側にも視野を広げられる人が有利になりそうです。

Astro Production/エフェクトデザイナー

UnityまたはUnreal Engine(4か5)のいずれかで、3年以上の実務経験が必須です。「Unityのみ」ではなく、「UnityかUnreal Engineのどちらか」という書き方になっています。エンジンそのものよりも、エフェクト制作をゲームエンジン上で行ってきた経験が重視されていると読み取れます。

Aiming/クライアントエンジニア(ドラクエタクト)

必須条件は、C#の業務経験、Unityの使用経験、モバイルまたはコンシューマゲームの開発経験です。必須の範囲は比較的シンプルです。一方で歓迎条件には、デザインパターンの知識、Rxなどの非同期開発経験、運用開発経験、アジャイル・スクラムでの開発経験が挙がっています。

NHN PlayArt/ゲームプログラマ(クライアント/リードプログラマ)

必須条件は「Unity(C#)でのゲーム開発の実務経験5年以上」の1点のみです。今回の4件のなかでは、最も条件がシンプルです。そのぶん、5年以上の経験の中身が問われる募集と言えそうです。歓迎条件には、大規模プロジェクトの経験、テクニカルディレクターの経験、CI環境の構築経験などがあります。

② 歓迎条件としてUnity経験があると有利

次は、Unityが必須ではないものの、歓迎条件に入っている求人です。ほかのスキルや経験が主役で、Unityは「できれば」という位置づけです。

テンダ/2Dデザイナー

必須条件は、ゲーム業界での2Dデザイン実務経験(3年以上が目安)、PhotoshopまたはClip Studio Paintの実務経験、ピクセルアートの制作経験などです。Unityでの実装経験は歓迎条件に入っています。

Aiming/グラフィックスエンジニア

必須条件は「シェーダーの開発経験」だけです。歓迎条件として、Unityを使ったゲームの開発実務経験や、URP/HDRP、Unreal Engineでの開発経験が挙げられています。

DONUTS/3DCGモデルリードデザイナー

必須条件は、3Dゲームの開発経験、Mayaなど3DCGソフトでのモデル制作の実務経験、女性キャラクターのモデル制作が得意なことです。Unityを使ったゲームの実装経験は歓迎条件にあります。

アークシステムワークス/ゲームプログラマ

必須条件は、C、C++、JAVAなどでの3年以上の実務経験と、コンピュータサイエンス・数学の基礎知識です。UnrealやUnityなどのゲームエンジンでの開発経験は、歓迎条件に入っています。特定のエンジンよりも、プログラミングの基礎力が問われている印象です。

最後は、Unityの経験が、ほかのスキルや経験と組み合わせて見られる求人です。

QualiArts/3Dライブ制作

必須条件は、UnityやAfterEffectsなどの映像コンポジットツールでの映像制作経験(Blenderなども可)と、カメラワークの基本的な知識、キャラクターを含む映像の制作経験です。Unityは、いくつかある選択肢のひとつです。歓迎条件には、VJ動画の制作やリアルライブの演出経験なども並んでいます。

f4samurai/テクニカルアーティスト

必須条件は、次の2つのうちどちらかに当てはまることです。

・DCCツール(MayaやBlenderなど)を使ったTAとしての実務経験が1年以上
・ゲームエンジン(UnityやUnreal Engineなど)の実務経験が3年以上

歓迎条件には、Pythonなどでのツールやプラグインの開発経験、Unityのエディタ拡張の経験などがあります。

DeNA/リードクライアントエンジニア

必須条件には、Unityでの開発経験に加えて、商用タイトルの開発経験、複数タイトルのリリース経験、エンジニアのリード経験が入っています。Unityが使えるだけでなく、チームを引っ張った経験もあわせて求められています。

coly/クライアントセクション統括エンジニア

必須条件は、Unityでのゲーム開発経験5年以上に加えて、3名以上のマネジメント経験や、組織改善のための仕組みづくりの経験です。技術力とマネジメント力の両方が求められるポジションです。歓迎条件には、AI活用・推進の経験もあります。

まとめ:あなたのタイプ別・おすすめの求人は?

12件を並べてみると、「Unityが使える」という条件にも、いくつかの種類があることが分かりました。

・Unityの経験が応募の前提になっているもの
・ほかのスキルが主役で、Unityは歓迎条件のもの
・Unityに加えて、周辺スキルやリード・マネジメント経験が求められるもの

最後に、経験やスキルのタイプ別に、今回の求人からおすすめを挙げてみます。

Unityの実務経験が長く、腰を据えて技術を深めたい人

NHN PlayArtのリードプログラマ求人が合いそうです。必須条件が「Unity(C#)の実務経験5年以上」に絞られていて、経験の長さがそのまま強みになります。

Unityの経験に加えて、サーバー側にも関わってみたい人

JOROのUnityエンジニア求人は、歓迎条件にPHPやLaravel、DynamoDBなどが並んでいます。クライアントの枠を超えて、サービス全体に関わりたい人に向いています。

Unityに加えて、リードやマネジメントの経験がある人

DeNAのリードクライアントエンジニアや、colyのクライアントセクション統括エンジニアが候補になります。技術力に加えて、チームを導いた経験が強みになる求人です。

Unity以外のエンジンも使える人・映像やツール開発が得意な人

Astro Productionのエフェクトデザイナー(UnityまたはUnreal Engine)や、f4samuraiのテクニカルアーティスト(DCCツールまたはゲームエンジンのどちらかでOK)は、選択肢が広い求人です。QualiArtsの3Dライブ制作も、Unity以外のツールで映像制作をしてきた人に門戸が開かれています。

別の専門スキルも活かしたい人

アークシステムワークスのゲームプログラマ(C、C++、JAVAなどの経験が中心)や、Aimingのグラフィックスエンジニア(シェーダー開発経験が中心)、テンダの2Dデザイナー、DONUTSの3DCGモデルリードデザイナーなどが挙げられます。専門スキルを軸に、Unityは入社後に身につけていく形も考えられます。

ただし、ここで紹介した内容はあくまで求人票の記載をもとにしたものです。「必須」「歓迎」の線引きや、実際の選考での見られ方は、会社やポジションによって異なります。
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