ベセスダ、『The Elder Scrolls VI: Sentinel』を正式発表 舞台はハンマーフェル 『スカイリム』から5年後の世界に

Bethesda Game Studiosは11月4日、開発中のRPG『The Elder Scrolls』シリーズ最新作の正式タイトルを『The Elder Scrolls VI: Sentinel』と発表した。同スタジオの40周年を記念した映像の最後に明らかにしたもので、タイトルロゴとともに、ハンマーフェル地方に関する意味深なメッセージも公開している。

今回の映像では、砂の中から星霜の書(The Elder Scrolls)が姿を現し、続いて以下の文章が表示された。

「The scroll offered only a shimmer, a veil thinly lifted to my eyes. A future lost. A victory undone. Sands of time scattered by fate.」

この文章は、ハンマーフェルの上級女王イラドネに仕える聖蚕の僧侶ヤザールによるものとされ、第四紀206年(4E 206)という年代も記されている。前作『The Elder Scrolls V: Skyrim』の舞台となった第四紀201年から5年後にあたる時代だ。

また、「Sentinel」はハンマーフェル地方に存在する都市の名前でもある。ハンマーフェルはレッドガードの故郷であり、アルドメリ自治領(サルモール)との大戦を経て、帝国から離脱して独立を維持した歴史を持つ。今回の発表内容から、同地方が本作の主要な舞台になることがうかがえる。

ハンマーフェルとアルドメリ自治領の対立は、前作『Skyrim』でも印象的な形で描かれていた。サブクエスト「我が身の危機(In My Time of Need)」では、ホワイトランの宿屋「バナード・メア」で働くレッドガードの女性サーディアと、彼女を追うアリクルの戦士たちをめぐる物語が展開する。

サーディアは、自身がアルドメリ自治領に公然と反対したために命を狙われ、ハンマーフェルから逃れてきたと説明する。一方、アリクルのリーダーであるケマツは、彼女がタナスの街をアルドメリ自治領に売り渡した裏切り者であり、裁判を受けさせるために追っていると主張する。

プレイヤーは両者のどちらに協力するかを選択することになるが、双方の説明にはそれぞれの事情があり、どちらの主張が真実なのかは明確にされない。ハンマーフェルとアルドメリ自治領の戦争、その後の政治的な対立やレッドガード社会の複雑な事情を垣間見ることができるクエストだった。

今回の『The Elder Scrolls VI: Sentinel』では、こうした歴史や政治的な背景がどのように描かれるのかも注目される。『Skyrim』で断片的に語られたハンマーフェルの物語が、今度は冒険の舞台としてどのように広がっていくのか、シリーズファンにとっても期待が高まるところだ。

なお、現時点で発売日や対応プラットフォーム、ゲームプレイなどの詳細は明らかになっていない。Bethesda Game Studiosは開発が継続中であり、さらなる情報を公開するまでにはまだ時間がかかるとしている。

もっとも、前作『Skyrim』の発売からすでに15年。正式タイトルが決まったことは大きな一歩だが、往年のファンにとっては、自分が生きているうちにタムリエルへの新たな冒険に出られるのか、そろそろ心配になってくるところかもしれない。

▼The Elder Scrolls VI: Official Name Reveal

 

【PR】ゲーム業界でキャリアアップを目指す方へ