グリー<3632>は、本日(12月6日)、2012年4~6月期に、「GREE」と「OpenFeint」のブランド、ユーザーベース、ソーシャルメディア、ソーシャルプラットフォームの全てを統一した「GREE Platform」をグローバル展開を行う、と発表した。
「GREE Platform」は、世界1億5000万ユーザーを抱えるワンプラットフォームで、ゲームプラットフォームとしては世界最大級となる。グリーのモバイルプラットフォームは、グループ全体で毎月約1000万ユーザーのペースで拡大し、今後見込まれるスマートフォン市場の拡大に伴い最大のゲームプラットフォームとなる可能性を秘めているという。
このプラットフォームにより、日本のGREEパートナーは一度の開発で世界1.5億ユーザーにシームレスにアプリが配信でき、日本以外のGREEパートナーは、収益性の高いソーシャルアプリに必要な機能の利用、ノウハウの習得に加え、アイテム課金型モデルに慣れた日本の高ARPUなユーザーにアプリを提供することが可能になる。グリーのスマホ向けの内製タイトルでは月額20億コインも決済されるタイトルがでているという。
「GREE Platform」のグローバル展開の要旨は以下の5点となる。グローバルプラットフォームの詳細は、本日11時に公開される。
■ブランド
「GREE」ブランドで提供。
■ユーザーベース
世界1.5億ユーザーと同時にプレイ可能なソーシャルプラットフォームを提供する。また、GREEパートナーはこのプラットフォームに配信するだけで世界1.5億ユーザーにアプリを提供できる。
■ゲーム開発機能
API(Application Program Interface)/SDK(Software Development Kit)の統一により、GREEパートナーは一度の開発で、ソーシャルアプリを世界中へ配信することができる。
■開発支援サービスのグローバル対応
「GREE Platform」で提供中の「Unity Plugin for GREE」を含むミドルウェアサポート、「GREE Ad Program」などの各種支援サービスもこれまでと同様、グローバルプラットフォーム上でも提供する。
■マルチOS対応
AndroidとiOSの両OSで利用が可能。
なお、グローバルプラットフォームは、カプコンやコーエーテクモゲームス、コナミデジタルエンタテインメント、スクウェア・エニックス、セガ、タイトー、バンダイナムコゲームスの大手7社による大型タイトルの提供をはじめ、7500以上のソーシャルアプリが提供される。またグリーの内製スマートフォン向けアプリも、米国や中国のゲームスタジオで製作したものを含め、全タイトルが順次グローバル対応を行う予定。
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632