【決算プレビュー】KLabの第1四半期決算…第2四半期の予想と新作の運営動向か

KLab<3656>が1月13日に第1四半期（2011年9月-11月期）の決算発表を行う予定だ。 同社は、昨年12月5日、第1四半期の業績予想を上方修正し、売上高35億7900万円（前回予想29億1700万円）、営業利益9億9400万円（同7億1000万円）、四半期純利益5億7500万円（同4億1900万円）としており、この線での着地になると思われる。2011年8月期で稼ぎ出した利益を第1四半期だけで生み出してしまうことになる。 同社では、業績予想の修正理由について、「真・戦国バスター」や「恋してキャバ嬢」といった既存のソーシャルゲームが堅調に推移していることに加え、「キャプテン翼～つくろうドリームチーム～モバイル」や「恋してキャバ嬢GP」など新規タイトルが急速に売上を拡大したため、としている。  

  同社の四半期業績の推移を示したのが下のグラフだが、凄まじい伸び方となっていることがわかるだろう。営業利益に関しては前年同期比で約90倍、四半期純利益は約570倍という水準となる。     さて、決算発表に際しては、第2四半期（2011年12月-2012年2月期）の業績予想が注目点になりそうである。「キャプテン翼」は、「mixi」や「GREE」で提供し、「恋してキャバ嬢GP」も「mixi」で配信するなどマルチプラットフォーム展開を強化している。とりわけ、「キャプテン翼」は、すべてのプラットフォームでランキング入りするなど好調なようだ。加えて、12月よりリリースして人気を集めている『テイルズ オブ キズナ』などの収益寄与も注目されよう。