ACCESS、2012年1月期は43億円の最終赤字に転落…スマホ対応への遅れや海外子会社清算に伴う損失で

ACCESS<4813>は、本日(3月12日)、2012年1月期の連結業績を発表し、経常利益2億4100万円と黒字を確保したものの、当期純損益は43億円の赤字となった。 当初見通しに比べて製品ロイヤリティの収入が増加したことにより、営業利益と経常利益は予想を上回ったものの、特別損失として在外子会社清算に伴う為替換算調整勘定取崩損や特別退職金制度を計上したことが主な要因。 同社の発表した2012年1月期の連結業績は、売上高137億8100万円(前期比45.1%減)、営業利益2億7800万円(同93.9%減)、経常利益2億4100万円(同94.4%減)、当期純損益43億1500万円の赤字(前期4億2300万円の黒字)だった。     スマートフォンの普及を背景に、フィーチャフォン向けに提供していた主力製品「NETFRONT」の製品売上高やロイヤリティ収入が落ち込んだことを受けて、売上高や営業利益は前年比で大幅なマイナスとなった。人員削減などで販管費の削減に成功し、営業利益、経常利益は黒字を確保した。 また最終利益については大幅な赤字となった。経常利益の減少に加えて、在外子会社清算に伴う為替換算調整勘定取崩損26億円や、人員削減に伴う特別退職金14億円を計上したため。   ■2013年1月期の見通し 2013年1月期は、売上高100億円(前期比27.4%減)、営業利益3億円(同7.8%増)、経常利益3億8000万円(同57.5%増)、当期純利益2億5000万円(黒字転換)を見込む。     従来からの事業にクラウド技術を加え、端末ソフトウェア技術とクラウド技術を融合することでより便利なインターネット社会の実現を牽引していくと同時に、サービス事業者やエンドユーザー向けの新たなサービスの実現と効率化に貢献していく、としている。
株式会社ACCESS
http://jp.access-company.com/

会社情報

会社名
株式会社ACCESS
設立
1979年4月
代表者
代表取締役 大石 清恭
決算期
1月
上場区分
東証プライム
証券コード
4813
企業データを見る