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ドリコム<3793>は、着メロやきせかえなどを運営するモバイルコンテンツ事業をシーエー・モバイルに譲渡する、と発表した。譲渡価額は2億円で、譲渡期日は3月15日。
同社では、モバイルコンテンツ事業について、売り上げに占める割合が低く、全体の経営戦略上、見直しが必要と判断したとのこと。事業シナジーを考慮し、モバイルコンテンツ事業の経営資源を他の事業に集約することで、注力事業における優位性の確保と企業価値の向上を図る、としている。
今後は事業の選択と集中で、ソーシャルゲーム事業とアドソリューション事業、新規事業としてソーシャルラーニング事業に注力していく。
なお、会計処理については、譲渡価額とのれんを加味した帳簿価額との差額を事業譲渡損益として認識する予定。業績予想に与える影響については判明していないが、業績に重要な影響を与えると判断した場合、速やかに開示するという。
【追記】
2011年3月期の同事業の売上高は7億1800万円、営業利益3億7700万円で、ドリコム全体の収益に占める割合は、それぞれ27.3%、349.1%となっている。譲渡価額が安すぎるようにも見えるが、今回譲渡するのはコンテンツのみで、運営スタッフは、CAモバイルに移籍しないため、このような価額になったのではないか。