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クロスプロモーションと呼ばれるスマートフォンアプリのプロモーション手法をご存知だろうか。アプリ同士で広告を交換するサービスの総称で、サイバーエージェントが2011年12月より「アプリプロモーション」として国内でサービスを開始した。コストパフォーマンスに優れているだけでなく、個人など小規模なディベロッパーでも簡単に利用できるサービスとして最近にわかに注目を集めている。
今回から3回にわたって「アプリプロモーション」の特集記事を掲載する。 第1回目となる今回は、「アプリプロモーション」のサービス概要を紹介しておこう。
「アプリプロモーション」は、無料で利用できるiPhoneアプリとAndroidアプリに対応した広告交換サービスだ。アプリディベロッパーは、自社のアプリに専用SDKを導入するだけで、他社の展開するスマートフォンアプリと相互広告を出し合うことができる。
![1204CA02](https://i3.gamebiz.jp/old_images/uploads/2012/04/1204CA02.jpg)
実際にアプリに表示される広告は以下の様な形になる。このケースでは、アプリの右下と右上に表示させているが、ここ以外でもアプリ内であれば好きな場所に表示させることができる。アプリのUIを壊すことなく、広告へのボタンを設置できる点が特徴だ。
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自分のアプリで他社のアプリを紹介すると、その回数に応じて、他社のアプリに自分のアプリの紹介してもらうことができる。よって、他のアプリを紹介すればするほど、自分のアプリが宣伝してもらえることになる。広告の表示画面は下のように遷移する。アプリの名前とバナー、簡単な説明が表示されるが、通常のバナー広告とは違った表示のされ方になっていることがわかるだろう。
![201204CA03](https://i3.gamebiz.jp/old_images/uploads/2012/04/201204CA03.jpg)
導入されたアプリを紹介しておくと、130万ダウンロードを記録した「意味がわかると怖い話」や、同じく120万ダウンロードの「アプリのバーゲンセール」、50万ダウンロードを記録した「セール中のアプリ一覧」などヒットアプリで導入されている。
このほか、有料広告として、ペイドプロモーションのメニューも提供されている。これは「アプリプロモーション」ネットワーク上のアプリリストに広告が出稿できるサービス。入札制となっており、必要な時にいつでも出稿することができる。クリック課金広告のため、広告出稿時の費用対効果も明確だ。
![1204CA03](https://i3.gamebiz.jp/old_images/uploads/2012/04/1204CA03.jpg)
「Applipromotion」のプロデューサーである百冨聡一郎氏にサービスの詳細や効果的な使い方などについてインタビューを行ったので、次回以降、その模様をお届けする。コンバージョンレートやクリックレートなど驚くような数字が出ているだけでなく、うまくいくための秘訣なども聞いたので、アプリプロモーションやマーケティングに携わる人には必見の内容と自負している。ぜひご覧いただきたい。
■関連サイト
「Applipromotion」公式サイト