グリー<3632>は、本日(4月23日)、「探検ドリランド」に関連する各種アイテムについて、オークションサイトでの出品件数が56%、落札金額は76%減少し、これまで実施してきたリアル・マネー・トレード(RMT)対策が早くも効果を出ていることを明らかにした。
同社では、社長直轄の「利用環境向上委員会」を設置し、RMT関連行為への対策を実施している。具体的には、RMT専門業者に出品停止と削除要請を出したほか、今月末までにアイテムトレーサビリティの強化や、RMT関連行為の抑止措置の強化、自動ツールを利用した行為に対する監視体制を強化する施策を順次実施すると発表した。
また「GREE」におけるソーシャルゲーム等に関するサービス向上と適正利用促進、RMT関連行為の禁止の徹底に向けて導入した施策などに関して、外部有識者と議論するため、「利用環境の向上に関するアドバイザリーボード」を設置し、第1回目を4月20日に実施したとのこと。
第1回目の「アドバイザリーボード」では、導入済み、または導入に向けて準備中の各施策について、実施状況を確認し、メンバーからの意見や助言が得られたという。グリーからは、事業概要と市場動向をふまえた施策と、その効果を報告したという。
「探検ドリランド」で各種施策を実施した結果、大手オークションサイトにおける「GREE」を通じて提供されているゲーム上のアイテム、カード等に関する出品件数が、56%減少するとともに、その落札金額も実施前後で76%減少した、としている。
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632