クリーク&リバー、1Qは人材派遣好調で経常益233%増…クリエイターやエンジニア、会計・法曹が伸長

クリーク・アンド・リバー社(C&R社)<4763>は、本日(7月5日)、第1四半期(3~5月期)の連結を発表し、売上高が前年同期比16.6%増の43億3300万円、営業利益が同376.7%増の1億7500万円、経常利益が同233.4%増の1億7500万円、四半期純利益が同76倍の7600万円だった。     同社では、クリエイター、医師、ITエンジニア、弁護士、会計士など専門的な能力・知識を有するプロフェッショナルへのニーズは旺盛で、全セグメントで増収増益を達成した、としている。 セグメント別の状況は以下のとおり。 ■クリエイティブ分野は、売上高が同9.4%増の26億9700万円だった。映像、TV分野で映像専門社員からゴールデンタイムの総合演出を担当するディレクターが輩出されるなど、TV業界における存在感を高めた一方、ソーシャルゲーム開発分野におけるクリエイター需要増に対応し、優秀なクリエイターの発掘、育成に注力した。さらに6タイトルの自社開発タイトルも業績に寄与した。 ■クリエイティブ分野(韓国) は、売上高が同13.2%増の5億4300万円だった。韓国で2011年7月に「韓国メディア法」が改正され、TV局が6局増加したことを背景とし、クリエイターの派遣事業が順調に伸張した。 ■医療分野は、売上高が同13.8%増の4億3400万円だった。全国各地での慢性的な医師不足、地域的偏在、診療科の偏在を背景に、各医療機関からの医師へのニーズは高く、医師の紹介事業が順調に伸張した。 ■その他の事業は、売上高が同69.6%増の6億5700万円だった。ITエンジニアの業務支援開発案件の受託が売上高の拡大に寄与したほか、法曹分野や会計分野の派遣・紹介事業が拡大した。   ■2013年2月期の見通し 2013年2月期は、売上高170億円(前期比7.7%増)、営業利益8億円(同18.2%増)、経常利益8億円(同9.6%増)、当期純利益3億5000万円(同35.1%増)を見込む。