【発表会】ジークレスト、2年ぶりとなる完全新作『星鳴エコーズ』は『共鳴』がテーマの育成シミュレーション…開発陣&キャストが語った本作の魅力とは



ジークレストは、新作スマートフォンゲームの先行発表会を、10月1日に都内で開催。『夢王国と眠れる100人の王子様』、『茜さすセカイでキミと詠う』に続き、2年ぶりとなる完全新作タイトルとして、『星鳴エコーズ』を2019年春リリースに向けて開発中であることを発表した。

[関連記事]
ジークレスト、『共鳴』がキーワードの育成シミュレーション『星鳴エコーズ』の開発を発表! 「AGF2018」への出展も決定


▲『星鳴エコーズ』タイトルロゴ


発表会冒頭、ステージに登壇したのは『星鳴エコーズ』プロデューサーの佐野氏。「登場キャラクター同士が切磋琢磨しながら困難なハードルを超えていき、それをプレイするユーザー様も含めて関わっていただければと思っています」と、本作が"共鳴"をテーマにしていることを説明した。

また、「恋愛要素というより、学生たちによる青春要素が強い」ことや、「異なるゲームシステムを採用している」ことなど、佐野プロデューサーは『夢王国と眠れる100人の王子様』『茜さすセカイでキミと詠う』と比較し、本作の概要について紹介。最後に「今日は"共鳴"というテーマ、新しいゲームシステム、そして恋愛を中心に据えた作品ではないという、この3点を覚えておいていただければ幸いです」と挨拶した。

続いて、『星鳴エコーズ』ディレクターを務める宇野氏が、本作の特徴や概要について発表した。本作のキーワードと言える"共鳴"について、「キャラクター同士の関わりを"共鳴"と呼んでいる」そうで、それはゲームをプレイするプレイヤーとキャラクターとの関わりも含まれるとのこと。



「少年少女の友情、努力、勝利という熱い物語が好きな女性」をターゲットにしているという宇野氏。とはいえ、本作には女性キャラクターも登場しているが、それについては、「女性向けの作品ですが、女の子キャラ好きの女性層にもアプローチしていきたい」とその狙いについても語った。

また、『星鳴エコーズ』は2019年春のリリースに先駆け多方面での各種メディアミックス展開を予定しているとし、コミカライズ、ラジオ、AGF2018への出展といった構想を明かした。その他の企画も複数進行しているそうで、「続報をお待ちください」(宇野)とのことだ。

世界観についても触れられた。本作の時代背景は、今から50年前の世界。7つの流れ星が落下した落下地点に、7つの巨塔"メインタワー"が出現し、それが人々の社会、生活、命を脅かす"フラグメントタワー"となった。そしてフラグメントタワーがもたらす災い"塔災"が人類を脅かすようになり、その塔災に唯一立ち向かえるのが"セプター"と呼ばれる塔破任務を行う職であり、本作に登場のキャラクターたちだという。



宇野氏は、「"星鳴学園"というセプターを育成する教育機関があり、プレイヤーは教師としてキャラクターたちと関わっていく」と説明。星鳴学園は様々な施設が複合した人口の島で、そこには生徒たちが寝食を共にするスピカ寮があり、プレイヤーはその寮でも彼らとコミュニケーションを深めるとのこと。

次に『星鳴エコーズ』参画スタッフが紹介され、200万文字を超えるシナリオをサウザンドスクリプトが手掛けていることを発表。サウザンドスクリプトは、メインストーリーのみならず、キャラクターの個別ストーリーなども担当しているという。ちなみにメインストーリーはフルボイスで展開されるそうだ。

また、キャライラストの原案陣も紹介。登場キャラクターはそれぞれチームに所属しており、複数のイラストレーターがチームごとに原案を担当し、個性的なキャラクターに仕上がっている。そのほか、物語の鍵を握る星の塔のアートや、佐橋俊彦氏が物語の幕開けにふさわしい疾走感あふれるBGMを手掛けていること、キャラクターを演じるCASTなどが明らかにされた。



▲『星鳴エコーズ』には35名のキャストが参加。登場人物は30人超えで、キーキャラも登場するという。


気になるゲームのプレイサイクルに関して、宇野氏は開発中のゲーム映像をまとめた動画を上映しながら説明。クエストパート、ルームパート、コミュニケーションパートの3パートによるゲームサイクルになっているそうで、どのパートもプレイすることでシナリオが開放されるという。

以下、各サイクルを簡単に紹介する。

●クエストパート
・塔破任務がクエスト部分にあたる。

●コミュニケーションパート
・Live2Dを採用。
・キャラクターをなでたり、プレゼントを贈る機能がある。

●ルームパート
・ルーム内での生徒同士の会話が楽しめる。
・ルームの模様替えができる。


『星鳴エコーズ』の概要について紹介を終えた宇野ディレクターは、「2019年春の配信に向け、引き続き開発していきますので、ご期待ください」と挨拶し、初公開となるティザーPVを上映した。


※『星鳴エコーズ』ティザーPVはこちら(https://youtu.be/wZ_zg9tr6gM
 

■サウザンドスクリプト代表の宮沢氏、主人公役の坂泰斗さんが登場!



発表会後半は、宇野ディレクターに加え、『星鳴エコーズ』のキャラクター設定およびシナリオなどを担当したサウザンドスクリプト代表の宮沢龍生氏と、主人公キャラ"遠野涼太"を演じる声優の坂泰斗さんを交え、本作に関するクロストークを展開した。


▲(右から)サウザンドスクリプト代表の宮沢龍生氏、"遠野涼太"役の坂泰斗さん。

▲こちらが坂さんが演じる主人公の遠野涼太。発表会では坂さんが涼太の声で挨拶する場面も。


まず、この日初公開となったティザーPVの感想を求められた両名は、「すごく可愛らしくてカッコ良かったです。動いている絵をPVとして見るのは初めてでしたが、自分たちが考えた設定が映像として滑らかに動いていて驚きました」(宮沢)、「演じさせていただいた涼太や、他のキャラクターたちが動いているのを見てすごいなと感じました。このプロジェクトをようやく皆様にお届けできたのかなと感動しています」(坂)とコメントした。

『星鳴エコーズ』プロジェクトの企画を初めて聞いたときの印象について、「宇野さんとお会いして、"見守る"というコンセプトのこの企画をすごく良いなと思いました。我々も宇野さんのコンセプトから世界観を考えましたので、そのときに感じたものがいま形になって広がっていると実感しています」と宮沢氏。その"見守る"というコンセプトについて坂さんも「いままでにないコンセプトで、見たことがない視点」と感じたそう。

そして『共鳴』というキーワードについても「キャラクター同士がそれぞれ関わり合っている世界に、プレイヤーの皆様も入り込んで関わっていくというのもおもしろいです」とコメント。それを聞いた宮沢氏も「キャラがその世界で生きていて、それを(プレイヤーが)見守るのが特徴的ですね」と続けた。



また、本作の魅力の1つとしてキャラクターを挙げた宮沢氏は、「各キャラクターの関係性を見守るのが魅力かなと思っていますし、そのために我々もたくさんのキャラクター設定を考えました」とコメント。ちなみにキャラクター設定は、「1人じゃなく複数のクリエイターで考えている」そうで、「逆にそれぞれの個性が出て良かった」という。

坂さんも「1人1人個性があって、被っているキャラがいない。それぞれバックボーンもしっかり設定されていて、その場で生きているように思えてきます」とキャラクターが魅力だと語り、「そのキャラが物語を作り上げていき、個々にストーリーがあるところもおもしろい」と加えた。



その魅力的なキャラクター作りで苦労した点や印象に残った点について聞かれた宮沢氏は、「何人もクリエイターが入ったので設定が被らないように気を付けましたが、蓋を開けたら皆個性豊かなクリエイターなので、被ることはありませんでした」と語った。他にも、チームごとのイラスト原案について「カッコ良いキャラはカッコ良く、可愛らしいキャラは可愛らしくとメリハリがあって良いですね」、主人公の涼太について「主人公らしいキャラとして作りました。坂さんの演技を含めて主人公らしいキャラになったと思います」とコメントした。

そんな主人公らしいと評された涼太役の坂さんは、実際に同キャラクターについて「本当に主人公らしく熱量があって真っ直ぐなキャラクターでした。でも実は弱い面もあって、人間らしいというか、等身大な感じがする」と思いながら演じたそうだ。


▲「涼太以外で気になるキャラは?」との問いに、本作のキービジュアルには描かれていないが坂さんは「とある先輩キャラの立ち位置がカッコ良くて男が憧れます」、宮沢さんは「主要キャラ8人は自分が考えたのですが、それ以外で気になるのは親分と子分のようなキャラがいて、彼らの関係性が好きです」と答えた。


『星鳴エコーズ』を通じて伝えたいことを聞かれた両名は、「ユーザーの皆様の感性にお任せしますが、学生である登場キャラクターたちの青春群像劇を一番伝えたいですね」(宮沢)、「自分が演じているということで涼太の視点がメインになりますが、彼は1つのことに全力で真っ直ぐで、自分にできることはやっていくキャラクターです。その涼太と他のキャラクターがどう関わっていくのかを見ていただきたいです」(坂)とメッセージを送った。

最後に、宇野ディレクターから「『星鳴エコーズ』をあいうえお作文にして〆の言葉をお願いします」と凄まじい無茶ぶりをされた坂さんは、

ほ → 本当に
し → しっかりと考えられたシナリオと
な → なんて素敵なキャラクターたち
り → 理屈抜きで面白いゲームです
え → エンジン全開でがんばります
こ → これからも
ず → ずっとよろしくお願いします


と、うまく切り抜け、会場に集まったメディアから拍手を送られていた。



▲発表会後のフォトセッションの模様。

[関連記事]
ジークレスト、『共鳴』がキーワードの育成シミュレーション『星鳴エコーズ』の開発を発表! 「AGF2018」への出展も決定


■『星鳴エコーズ』

 

公式サイト

公式Twitter



© GCREST, Inc.
株式会社ジークレスト
https://www.gcrest.com/

会社情報

会社名
株式会社ジークレスト
設立
2003年11月
代表者
代表取締役社長 大辻 純平
決算期
9月
企業データを見る