【イベント】『ゆる~いゲゲゲの鬼太郎 妖怪ドタバタ大戦争』&アニメ「西洋妖怪編」制作発表会。HIKAKINさんと『ゲゲゲ』のコラボが実現!?


10月2日、フジテレビ内マルチシアターにて、10月7日より放送のアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』新章「西洋妖怪編」と、ポノスが開発するスマートフォン向け新作アプリ『ゆる~いゲゲゲの鬼太郎 妖怪ドタバタ大戦争』』(以下『ゆるゲゲ』)の制作発表会が行われた。

『ゆるゲゲ』は、3800万ダウンロードを達成した『にゃんこ大戦争』のタワーディフェンスバトルを基盤とした作品。ポノス独特のシュールな世界感やシンプルながら奥深いゲームデザインと、個性豊かな妖怪が登場する『ゲゲゲの鬼太郎』のコラボとなっている。

発表会には、東映アニメーションの永富大地プロデューサー、野沢雅子さん(目玉おやじ役)、藤井ゆきよさん(犬山まな役)、山村響さん(新キャラ・アニエス役)、ゆかなさん(新キャラ・アデル役)が登壇。『ゆるゲゲ』のパートでは、ポノスの岩原ケイシプロデューサー、ゲストのHIKAKINさんが登場した。

本記事では、発表会当日の模様をレポートする。
 

■「西洋妖怪編」は新しい『ゲゲゲの鬼太郎』の始まり


まずは、10月より放送となるアニメ新章「西洋妖怪編」について発表が行われた。こちらのパートでは、永富 大地プロデューサー、野沢雅子さん、藤井ゆきよさん、山村響さん、ゆかなさんが登場した。



本作は現在放送中のアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の第3クール目にあたる部分で、ここから新たな物語が始まる。永富プロデューサーによると、新章では妖怪たちによる戦い、つまり妖怪大戦争が幕を開けるとのことだ。

新章が始まる27話では、鬼太郎たちの住む日本に西洋から逃れてきた魔法使いのアニエスが現れる。彼女が持ちだした指輪を追いかけ、姉のアデルが属する西洋の妖怪たち“バックベアード軍”が日本に押し寄せてくる。

これまでは1話完結の物語がメインだった『ゲゲゲの鬼太郎』だが、新章からは1クールに渡って1つの物語を描くという、これまでとは違ったテイストの物語が描かれる。そのため、より深いドラマが描かれるのが魅力となっていとのことだ。



今回登壇した声優陣の中で、唯一過去の「ゲゲゲの鬼太郎』から参加している野沢雅子さんは「今のお子さんは速いテンポの物語が理解できるので、新しい『ゲゲゲの鬼太郎』はテンポが良くなっているんですよ」と、『ゲゲゲの鬼太郎』時代と共に変化していることに触れていた。

また、アフレコ現場はレジェンドと呼ばれる声優陣が終結しており、その様子を尋ねられた藤井さん曰く「声優界の宝石箱をひっくり返したような状態」となっているようだ。新章では声優陣の演技の色にも変化を感じられるとのことで、演じるキャラクターたち1人1人にも注目したい。



新章からの出演となる山村さん、ゆかなさんもそれぞれ心境を語る。山村さんは「アフレコ現場にいらっしゃるのが小さい頃から憧れていたレジェンドの方ばっかりで、緊張して震えながら参加しました。(笑)すごく素敵な収録に参加させてもらっています」と感動を露わにした。

ゆかなさんは「アデルがどう妹と接していくのか私自身楽しみにしています。演じていると胸が痛いのですが、私は私の使命に忠実に1クール走りぬきたいと思っています」と今後の意気込みを述べた。



永富プロデューサーは「4月から放送を続けてきましたが「西洋妖怪編」は1話から新しいものを作る、そんな意気込みで作っていますので、続けて見ていただければ鬼太郎たちにアリエスとアデルの物語がどう絡んでいくのか、展開を必ず楽しめるものになっているとお約束できます」とまとめた。
 

■『ゆるゲゲ』はシュールでかわいい妖怪が大集合




続いては、ポノスの新作アプリ『ゆるゲゲ』の発表となる。ここで、ポノスの岩原ケイシプロデューサーと、ゲストとしてHIKAKINさんが登場。HIKAKINさんは、10月7日より放送される本作のTVCMにも出演している。



『ゆるゲゲ』は、ポノスの人気ゲーム『にゃんこ大戦争』をベースとした、横スクロール型のタワーディフェンスゲーム。迫りくる妖怪たちと呼び出した仲間の妖怪による戦闘を行い、自分よりさきに相手の陣地の耐久を0にすることで勝利となる。



ゲームのコンセプトは「誰でも楽しめる」「奥が深い」「シュール」の3つ。一度妖怪を呼び出せばあとは自動で行動するので、プレイヤーの操作が介入する部分は非常に少ない。しかし、どのタイミングで妖怪を呼び出すか、いつ必殺技の「百鬼夜行モード」を使うかなど、考えたプレイが求められるゲームとなっている。

キャラクターのデザインは『ゲゲゲの鬼太郎』のデフォルメキャラになっており、ゆるい雰囲気が見た目から感じられるように作られている。“かわいいけど妖怪らしい不気味さが残っている”という絶妙なバランスのキャラクターがずらずらと登場し続ける様子は、確かにシュールだと言わざるを得ない。


▲このデザインはアニメのアイキャッチやLINEスタンプなどにも採用されている。永富プロデューサーもこのゆるいキャラクターたちはお気に入りで、アニメでも隙あらば登場させようとしているそうだ。


▲ゲームで登場するキャラクターのシルエットも。輪郭から「西洋妖怪編」の新キャラクターの登場にも期待できる。登場するキャラクターは進化も含めると100種類以上の登場を予定しており、まだまだ増える予定とのことだ。


▲妖怪は変化(進化)してパワーアップする。ここにもシュールでゆるい要素が組み込まれており、ぬりかべがレンガ造りになる、あずき洗いが洗濯機を使うなど、予想の斜め上を行く変化が楽しめる。

ゲームの鍵を握るのが、ステージ中に1回だけ使える「百鬼夜行モード」。一気に敵を押し戻せる強力な効果だが1回しか使えないため、どのタイミングで使用するかで大きく勝敗に関わってくるようだ。一定時間ごとに使用できるスキル「大妖術」も存在する。



▲「大妖術」発動時には、ここでもゆるーいカットインが発生。ゲーム内の至るところでゆるい鬼太郎達を見ることができる。



概要紹介が終わると、HIKAKINさんがゲームを実際に体験。特別に用意されたステージをプレイしたものの、難易度が高めに設定されていたのかあえなく失敗してしまった。これには野澤さんも「これ作ったのだれ~!?」と岩原プロデューサーに皮肉をこぼし、ステージを笑いに包んだ。


▲今回登場した金色で星型が付いた妖怪はゴージャス属性。敵の姿や色は属性を現している。属性ごとに相性があるため、それを考えて戦うことも重要なようだ。

ここで岩原プロデューサーが「せっかくHIKAKINさんはCMにも出てもらったことですし、ゲームにも出てみませんか?」と声を掛けるとHIKAKINさんも「いいんですか!?」と意気投合。

それに永富プロデューサーも「じゃあアニメにも出てもらっていいですか?」と便乗し、HIKAKINさん×『ゲゲゲの鬼太郎』のコラボ企画が突発的に誕生した。



ゲームでは、何かの妖怪にHIKAKINさんらしい要素が含まれたものを登場させるというのが現状の企画案のようだ。まだ未確定ではあるが、今後の動きに期待したい。

最後に、ゲームを代表して岩原プロデューサーは「大人から子供まで楽しめるゲームとして『ゆるゲゲ』をリリースしていきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします」とまとめた。

『ゆるゲゲ』は10月2日より事前登録が開始されている。ゲームではゆるーい鬼太郎たちを、アニメではこれまでとは一味変わったテイストの『ゲゲゲの鬼太郎』を、両方合わせて楽しんでもらいたい。
 
(取材・文 ライター:セスタス原川)


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■『ゆる~いゲゲゲの鬼太郎 妖怪ドタバタ大戦争』​
 

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会社名
東映アニメーション株式会社
設立
1948年1月
代表者
代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
決算期
3月
直近業績
売上高874億5700万円、営業利益286億6900万円、経常利益297億9100万円、最終利益209億円(2023年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4816
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会社情報

会社名
ポノス株式会社
設立
1990年12月
代表者
辻子禮子、辻子依旦
決算期
11月
上場区分
非上場
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