幻想迷宮書店、新作ゲームブック『護国記』をamazon kindleで10月21日より配信! 波刀風賢治氏による渾身の大作



幻想迷宮書店は、10月21日より、新作ゲームブック『護国記』(税込み500円)の配信をamazon kindleで行う。同社のゲームブックレーベル「幻想迷宮ゲームブック」シリーズ第15作めのタイトルとなる。

舞台は剣と魔法が支配する“高ツ原五国”。剣の腕も、魔術の知識もない、ごく普通の青年ライゼ=インカルナは国同士の戦争に巻き込まれてしまう。勇者でも英雄でもない彼は自分の無力さを痛感しつつも、死に物狂いであがき、やがて世界の危機に立ち向かっていく……。ライゼ自身となって、見事世界を救うことができるだろうか?

ゲームブックとは、ストーリーが読者の判断で変化する冒険小説の一種。読者は主人公になりきって物語を読み進めるが、途中なんらかの事件が発生すると、それに対して取る行動が複数の選択肢として提示される。これら選択肢の中から自分のとりたい行動を選び、指示されたページ(パラグラフ)を読む。これを繰り返してハッピーエンドを目指す。

『護国記』は完全新作。著者の波刀風賢治氏はこれまでインディース時代を含めて数十冊のゲームブックを発信してきた。ゲームブック再興を己の使命と課し、ひたすらこのジャンルの拡大に尽力してきたという(新たなペンネームを名乗っている)。そんな多作な波刀風のゲームブックは、1冊1冊はどちらかといえば、短くコンパクトにまとめた作品が多かった。

今回の『護国記』は、波刀風賢治氏が10年以上にわたって暖めていた構想を、2年間かけて書き上げた大作になる。文庫本に換算すると、約3~4冊分にはなる文字量になるそうだ。それほど重厚な作品にワンコイン(500円)の価格をつけたのは著者の「ひとりでも多くの人にゲームブックの面白さを知って欲しい」というメッセージを込めているとのこと。

 

護国記Kindle版