
Aiming<3911>の椎葉忠志社長(写真)は、第2四半期(25年4~6月)の決算説明会における個別タイトルへのコメントで、スクウェア・エニックスとの共同タイトル『ドラゴンクエストタクト』について、昨年後半から業績予想を常に上回る成績を残していると言及した。第2四半期の業績が従来予想を大きく上振れたが、本作がそれに寄与したようだ。「リリースからだいぶ時間が経過したタイトルだが、現在も多くのファンから愛されており、それに対して応える運営ができているのではないか」と述べた。

また、『ダンまち バトル・クロニクル』については9月29日にサービス終了する旨を告知したが、原作はIPとして高い人気を誇っており、「ファンの皆様に愛していただいたゲームに対して我々のできることはないかと考えた結果、これまでのコンテンツのかなりの量が無料で楽しめるオフライン版を提供することにした」という。
昨今、サービス終了後にオフライン版を提供するアプリは多くはない。とりわけ権利関係が絡んでくるIPタイトルになると非常に稀だ。今回、サービス終了することになってしまったが、同社なりのIPへの貢献方法を模索したようだ。

このほか、『WIND BREAKER 不良たちの英雄譚』については、アニメ第2期が放送しかなり人気を博している。実写映画も予定されており、作品としての人気は高まりそうだ。運営状況はアクティブユーザー数は堅調だが、売上も想定通り。ただ、多くを占める女性ファンへのアプローチ方法に関して課題感をもっているという。

会社情報
- 会社名
- 株式会社Aiming
- 設立
- 2011年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 椎葉 忠志
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高170億8600万円、営業損益5億5200万円の赤字、経常損益1億5000万円の赤字、最終損益3億4100万円の赤字(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3911