トーセ、第1四半期の営業利益は4100万円と黒字転換 SI事業の受注好調 『うたわれるもの ロストフラグ』を開発

トーセ<4728>は、本日(1月14日)、第1四半期(2019年9~11月)の連結決算を発表し、売上高9億6500万円(前年同期比13.2%増)、営業利益4100万円(前年同期は5800万円の赤字)、経常利益5500万円(同3500万円の赤字)、最終利益3000万円(同3400万円)となった。

SI事業で前期に開発した案件の継続案件の受注が好調に推移したことに加えて、売上原価の低減が図ることができたため、と説明している。

なお、開発完了タイトル数は、スマートフォン向けタイトル『うたわれるもの ロストフラグ』のみだった。ただ、貸借対照表の仕掛品が前年同期比2.5倍の6億6500万円に大きく増えており、今後、順次売上が計上されていくものと見られる。
 


①デジタルエンタテインメント事業
売上高は7億1500万円(同6.9%減)、営業利益1900万円(同2600万円の赤字)となった。

ゲームソフト関連の売上は、大型の運営業務が終了したことに伴い、前年同期に比べて運営売上が減少したことなどが影響した結果、1億6300万円(同52.5%減)となった。

このほか、モバイルコンテンツ関連の売上は、スマートフォン向けの開発売上が好調に推移した結果、5億1200万円(同30.2%増)、パチンコ・パチスロ関連の売上は、3900万円(同27.2%増)となった。


②その他事業
SI(システムインテグレーション)事業において引き続き顧客ロイヤリティの向上に努めた結果、前期に開発した案件の継続案件の受注が好調に推移したことから、当事業の売上高は2億5000万円(同196.0%増)、営業利益2100万円(前年同期は3100万円の赤字)となった。


 
■2020年8月通期の見通し

2020年8月通期の見通しは、売上高51億5200万円(前期比3.7%減)、営業利益2億2600万円(同37.7%減)、経常利益2億5800万円(同36.1%減)、最終利益1億4200万円(同42.9%減)を見込む。

 
株式会社トーセ
http://www.tose.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社トーセ
設立
1979年11月
代表者
代表取締役会長 齋藤 茂/代表取締役社長 渡辺 康人
決算期
8月
直近業績
売上高56億6200万円、営業利益4億6900万円、経常利益5億500万円、最終利益3億1000万円(2022年8月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4728
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