ビックカメラ、20年8月期は営業益47%減と大幅減益も想定上回る着地 ネット通販伸長、テレワーク普及や巣ごもり需要が追い風に

ビックカメラ<3048>は、10月6日、2020年8月通期の連結業績について、売上高8478億円(前の期比5.2%減)、営業利益120億7000万円(同47.4%減)、経常利益146億9000万円(同43.2%減)、最終利益55億1000万円(同60.8%減)となる見通しと発表した。売上高が従来予想に比べて68億円、営業利益が85億7000万円、経常利益が81億9000万円、最終利益を37億1000万円上回る。

 


同社では、緊急事態宣言下で全国で生じた店舗の休業や営業時間の短縮などによるマイナスの影響が想定以上となった一方、新型コロナ拡大に伴って活況となったテレワークや巣ごもりの需要に加え、ネット通販の販売が伸長したほか、特別定額給付金も後押しとなった。利益面では、主として経費の効率的運用や抑制により販管費が想定を下回ったという。