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【セミナー】ヒットするキャラクターを制作するために必要な戦略とは…『モンスト』スタッフがキャラデザインを語る

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2月16日、ミクシィによるオンラインセミナー「The Method #1 『〜モンストのキャラクターどう作られているか〜』」が行われた。
 
本セミナーは、プロダクトにおいて実践されている「ものづくりの方法論」の共有を目的としている。第2回目となる本セミナーでは、モンストのキャラクターをプロデュースしているメンバーの和田尚乃氏、手島桃氏、熊本満里奈氏が登壇。
 
ミクシィグループのヒットタイトル『モンスターストライク(以下、モンスト)』のキャラクター制作事例について、説明が行われた。本稿では、セミナーの内容についてレポートをお届けしていく。
 
【登壇者紹介】
〇和田尚乃氏
2011年度中途入社。mixiにてミクコレやメッセージ等の運営を経て、2015年より『モンスト』に参加。キャラクター設定や世界観制作を担当。最初に制作したキャラクターは「ノンノ」「クィーンバタフライ」など。
 
〇手島桃氏
2015年中途入社。『モンスト』のイラスト制作チームに在籍し、キャラクターイラストの制作・ディレクションを担当。最近の主な制作キャラクターは「アルセーヌ」「アミダ」など。
 
〇熊本満里奈氏
2015年度中途入社。『ファイトリーグ』のイラスト&世界観制作をし、現在は『モンスト』のキャラクター設定や世界観制作を担当。最近の主な制作は「秘海の冒険船」「アルセーヌ(設定)」など。
▲左から和田尚乃氏、手島桃氏、熊本満里奈氏
 

■キャラクターデザインはデザイナーとプランナーが協力体制で制作

 
モンスターをスワイプ操作で弾いて敵に当てるといった、分かりやい操作で爽快なアクションが楽しめる内容が魅力の『モンスト』。キャラクターデザインについて和田氏は、「王道で格好良くも癖があるという部分を大切に、実在する人物をモチーフにするなど、様々なパターンで詳細を検討しながら製作」しているという。
 
例えば登場キャラクターの「葛飾北斎」は、自由奔放な性格にフォーカスが当てられており、ボサボサに乱れた髪型と明るい笑顔というキャラ付けにされている。浮世絵師という職業は、進化後の波で表現。北斎は妖怪の絵も描いているという史実を元に、作品では絵に取り憑かれて妖怪になってしまうという設定を付けたと話した。
 
▲進化前はキャラクターの自己紹介を兼ねて制作。荷物が多いなど、旅をしながら絵を描いているといったキャラクター性が表現されている。
 
キャラクターデザインは、デザイナーとプランナーが協力体制で担当。キャラクターには進化や神化、獣神化といった進化形態があり、ひとつのキャラの中で様々なパターンや魅力を見せるようにしている。
 


続いて熊本氏が「アルセーヌ」を例に挙げ、キャラクターデザインの制作フローを紹介。まず最初に、キャラのテーマとモチーフを決め、キャラクターの内面やキャラクターが持つストーリーを設定。それらをキャラクターデザインの制作チームで共有し、デザイナーに発注してイラストを仕上げていくという。
 

 
▲アルセーヌのテーマは「反逆と反撃」、モチーフは「欲望を盗む怪盗」となっている。
 
▲イラストのための想定表。ポーズや性別といった基本情報はもちろん、好きなものや幼少期のプロフィールといった裏設定も書かれている。
 
キャラクターイラストのディレクションを担当している手島氏は、キャラクターを形作るために最初に取り掛かるのは「髪型」だと話す。髪の長さや色によってどんな服装のシルエットが似合うかどうかなど考えることが多く、デザインの採用までに半月ほど難航することもあったなど、制作における苦労を明かした。
 
 
▲アルセーヌでは完成にいたるまで、キャラクターイラストは30枚〜40枚ほどのパターンを出したという。
 
 
▲髪型が決定したら、衣装のデザインに進む。時には衣装が決まった後に、再び髪型を変える場合もあるそうだ。
 
▲髪型、衣装の設定後、最終的な調整を行っていく。
 
ラフ画のイメージからパターン出しを行い、アイディアを膨らませながら最終的な構図を決定していく。手島氏は「キャラクターデザインの作業は産みの苦しみがあるが、作り上げていく楽しみもしっかりと感じられる」と、キャラクターを作り上げていく喜びについて語ってくれた。




▲あたりに闇をまとわせつつ、キャラクター自体はスタイリッシュでポップなイメージ。

▲玉座をベースに、堂々とした雰囲気のあるイラストになっている。
 
最後に、和田氏が「ユーザーの皆さまに魅力的なキャラクターをお届けできるよう、デザイナーとプランナーが協力して日々制作に取り組んでおります。これからもどのようなキャラクターが登場するのか、楽しみにして頂けると嬉しいです」とまとめ、セミナーを締めくくった。
 

■質疑応答

 
セミナーの最後のパートでは、登壇者の3人が視聴者からの質疑応答に対応する時間が設けられており、視聴者からはキャラクター制作に関する数多くの質問が寄せられた。以下では、質疑応答の模様を一部お伝えする。
 
——:キャラクターは基本的に、チームで制作することになるのでしょうか?
 
和田尚乃氏(以下、和田氏):基本的にはチームで協力して一緒に制作していく形になっています。タイミングやスケジュールなどを調整しながらですが、キャラクターの造形を考えたうえで、その描写が得意なデザイナーが担当する場合もあります。
 
——:キャラのモチーフ決め方について、大切にしていることを教えてください。
 
和田氏:例えば、オベロンを作った時には「妖精王といえばオベロンでしょう!」というところから持ってきました。王様という設定だけでは味気ないため、何か野望を抱えているという設定を加えて制作していきました。
 
同時期にオベロンの妻であるティターニアというキャラも登場が決まり、「妖精の国で夫婦で穏やかに暮らしている場面を対にして描きたい」という意見が上がったため、そのアイディアを採用しました。キャラクターの世界観や今後の展開などを複数人で話し合いを行うなど、シリーズ全体を見て足並みを揃えながらキャラ制作を行っています。

 
——:キャラクターを1体制作するために、どのくらいの日程がかかっていますか?
 
和田氏:キャラによって制作時間は異なるのですが、例えばアルセーヌのような重要キャラクターであれば、3ヶ月から半年ほどかけで制作をしています。
 
——:織田信長や上杉謙信など、実際の人物で性別が異なるキャラクターがいます。キャラの性別はどのような理由で決めているんでしょうか。
 
和田氏:キャラクターのテーマを考えていく中で、「性別を変えた方が、より魅力的にキャラを表現できるのではないか?」など、性別を含めプロフィールは様々な意見の中で決まっていきます。最終的には全体のシーズンの中で外見のバランスを含めて検討し、一番良い形を作品に取り入れるようにしています。
 
——:作りやすいキャラクター、もしくは作りにくいキャラクターはあるのでしょうか?
 
手島桃氏:どのキャラクターも作りやすく、作りにくいというのが本音です(笑)。デザイナーによって得意不得意はあるものの、完成したキャラクターは全て印象深いです。

設定を聞いたときはどんなキャラにするかワクワクしても白い画面を前にすると手が止まったりも。そういうときはとりあえず何でもいいので描き始めると次第に色々なアイディアがハマっていくように浮かんできたりします。

 
なお、「The Method」では次回開催を予定している。次のテーマは「モンストのステージ制作について」になるので興味のある人は参加してみてはいかがだろうか。

セミナーの申し込みはこちらから

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企業情報(株式会社ミクシィ)

会社名 株式会社ミクシィ
URL http://mixi.co.jp/
設立 1997年11月
代表者 木村弘毅
決算期 3月
直近業績 売上高1121億円、営業利益171億円、経常利益169億円、最終利益107億円(2020年3月期)
上場区分 東証1部
証券コード 2121

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