ケイブ<3760>は、2021年5月期の第3四半期(2020年6月～2021年2月)の決算を4月13日に発表する予定だ。まず、同社が1月14日に発表した第2四半期(20年9～11月)の決算を振り返ると、第1四半期との比較で再び赤字となった。売上高:4億3400万円(前四半期比0.6%増)
営業損失:4700万円(前四半期は1600万円の利益計上)
売上面については、『ゴシックは魔法乙女～さっさと契約しなさい』の売上が低下した一方、KADOKAWAとフォワードワークスから受託した『ワールドウィッチーズ UNITED FRONT』の開発が完了したことで売上が伸びた。
『ゴシックは魔法乙女～さっさと契約しなさい』への依存度は、70％から52％に低下した。その反面、受託業務からの売上が30％から48％に比率が伸びた。
ただ、『ワールドウィッチーズ UNITED FRONT』は開発から運営に切り替わり、原価が増えて利益を圧迫した。一般的にスマホゲームの運営初期は、開発と運営の2ラインを同時に動かすため、利益率が低下する傾向にある。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ケイブ
- 設立
- 1994年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 秋田 英好／代表取締役CFO 伊藤 裕章
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高69億6300万円、営業利益2億4300万円、経常利益2億1300万円、最終利益25億7900万円（2023年5月期）
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3760