デジタルガレージ、ジンガジャパンより『フォト蔵』を買収…グループとの連携や海外展開も

デジタルガレージ<4819>は、本日(4月6日)、ソーシャルゲーム世界最大手のジンガの日本法人であるジンガジャパンより、写真共有サービス『フォト蔵』事業を取得し、運営を開始した、と発表した。この日の日経新聞では取得価額は1億円と報じられていたが、リリースでは明らかにされていない。 『フォト蔵』は、2005年に始まったサービスで、2012年3月時点で会員数は約240万人、累計アップロード写真数約1億3000万枚の国内最大級の写真共有サービス。無料で利用できるだけでなく、アップロードできる写真枚数に制限がないことや、日本の携帯電話機に向けたTwitterの公式サイトから写真のアップロードが可能なことなどが支持を集め、現在では1日あたり約15万枚の写真がアップロードされている。 デジタルガレージでは、今後、『フォト蔵』による写真共有機能を中核に、自社グループなどと連携させたコミュニケーションサービスを展開する。その第1弾として、子会社のCGMマーケティングが運営する「ツイナビ」や、資本・業務提携を行っているMemolane社が運営する自分史サービス「Memolane」と連携する予定。 このほか、急速に拡大するスマートフォン市場に向けて、スマートフォンで撮影した写真を簡単にクラウド上に保存し、家族や知人と共有するためのアプリやWebサービスを順次提供する、としている。さらに、米国子会社New Contextと共同で、『フォト蔵』の海外展開も検討する。   『フォト蔵』