アイフリーク、2012年3月期は3億6600万円の営業赤字に…スマホ向けサービスの先行投資で

アイフリーク<3845>は、本日(5月15日)、2012年3月期の連結決算を発表し、売上高20億3300万円、営業損益3億6600万円の赤字、経常損益3億6600万円の赤字、当期純損益4億0700万円の赤字だった。 前の期(2011年3月期)は、単独決算で、売上高28億6000万円、営業利益3億0600万円、経常利益3億2200万円、当期純利益1億5100万円だった。参考程度となるが、減収・赤字転落となった。     同社では、スマートフォン向けのデコメやゲームプラットフォーム「ココゲー」などのサービス構築の先行投資を行い、順調に会員基盤が拡大したものの、投資回収の進捗に遅れが発生した、としている。フィーチャフォン向けサービスは低迷した模様。 また、Eコマース事業については、薬事法・景品表示法の改正や運用強化により、各サービスの整理と再構築を断行するため、商品ラインナップの変更などを実施したという。   ■2013年3月期の見通し 2013年3月期は、平成25年3月期の連結業績見通しは、売上高3,111百万円、営業利益ゼロ、経常利益ゼロ、当期純利益ゼロを見込む。     スマートフォン向けデコメサービス「スグデコ!」の顧客基盤を増大させていくとともに、先行投資の成果として、位置情報サービス「cocoGe(ココゲー)」やデジタル絵本アプリ「こえほん」の収益化に注力する。 またEコマース事業は、Web&店頭の複合販売モデルと、多ジャンル商品を低コストで展開できるサービスモデルへの再構築が一定の成果を挙げ、販路の多様化が進んだことで商品調達の柔軟性とコスト競争力が向上し、販売規模と商品回転率の大幅な改善が見込める、としている。