グリー、FP版「GREE」で一部未成年ユーザーに超過課金

グリー<3632>は、この日(1月7日)、2012年4月26日から9月7日の期間、フィーチャーフォン向け「GREE」で、10歳~19歳のユーザーの一部で未成年ユーザーの保護を目的に設定されている上限額を超えて利用できる事象が発生していた、と発表した。 今回の障害は、クレジットカードによる支払いを選択したユーザーが対象で、クレジットカード決済の利用上限フィルタが正しく設定されていなかったことが原因とのこと。対象ユーザーは733名で、上限超過額は約2811万円だった。個別に返金に対応するとともに、検証ツールを強化するなど再発防止を行うとしている。 コンプガチャ規制後、未成年ユーザーの使いすぎの問題については、再び話題にのぼるようになっていることもあり、グリーにはしっかりと対応が望まれる。障害発生の概要とその対応は以下のとおり(リリースからの抜粋)。   ■障害の詳細 2012年4月26日から9月7日の期間中、フィーチャーフォン向け「GREE」において、未成年のお客様がクレジットカードによるお支払いを選択された場合に、利用金額の上限である15歳以下月間5,000円(税込)まで、16歳以上19歳以下月間10,000円(税込)までという制限を超えて決済できる状態となっていました。影響の範囲(※)は、延べ733名で、期間中の上限超過額は総額28,114,470円でした。   ■経緯 2012年9月6日に、グリーのカスタマーサポートにおいて、定期的に実施しているお客様対応のための利用実態調査を行っていたところ、フィーチャーフォンをご利用になっている未成年のお客様の中に、クレジットカード決済で利用金額の上限を超えてご利用になっている方が見つかり、調査をした結果、障害が発見されました。   ■発生の原因 未成年の利用金額制限を導入する際に発生した不具合により、フィーチャーフォンにおけるクレジットカード決済機能への利用上限フィルタが正しく設定されていませんでした。また、その後の検証においても、決済機能部分の動作確認のみであったため、障害が探知できませんでした。   ■発生後の対応 2012年9月7日には障害を解消し、検証ツールを強化するなどの再発防止措置を実施しています。 なお、2012年4月26日から9月7日の期間中に、フィーチャーフォン向け「GREE」において、クレジットカード決済で、未成年の利用金額の上限である15歳以下月間5,000円(税込)まで、16歳以上19歳以下月間10,000円(税込)までという制限を超えてご利用になった未成年のお客様に対しては、コーポレートサイトおよび「GREE」内のお知らせ欄で告知するとともに、個別通知を送付し、お問い合わせ、お申し出があった場合には、手続きにしたがって料金を返還させていただきます。   ■お問い合わせ先 ・ナビダイヤル 0570-077-855(通話料がかかります) ・営業時間 平日10:00から18:00まで(土・日・祝日休)   (※ )2012年4月26日から9月7日の期間における10歳から19歳までのお客様を対象とした調査によるものです。10歳未満のお客様については精査し、影響の範囲に変更のある場合には、速やかに公表させていただきます。
グリー株式会社
http://www.gree.co.jp/

会社情報

会社名
グリー株式会社
設立
2004年12月
代表者
代表取締役会長兼社長 田中 良和
決算期
6月
直近業績
売上高754億4000万円、営業利益124億9800万円、経常利益130億8600万円、最終利益92億7800万円(2023年6月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3632
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