マーベラスAQL、上期の営業益予想を30%上方修正…「ヴァルハラナイツ3」や「閃乱カグラ」好調で

マーベラスAQL<7844>は、本日(8月7日)、第2四半期累計(4-9月期)の連結業績予想を上方修正し、売上高96億円(前回予想80億円)、営業利益11億1000万円(同8億5000万円)、経常利益11億1000万円(同8億4500万円)、四半期純利益6億7000万円(同5億円)とした。 従来予想からの修正率は、売上高が20.0%増、営業利益が30.6%増、経常利益が31.4%増、四半期純利益が同34.0%増となる。       同社では、PS VITA向けゲームソフト「ヴァルハラナイツ3」が順調な販売となっているほか、PS VITA 向けゲームソフト「閃乱カグラ SHINOVI VERSUS-少女達の証明-」や「朧村正」などのリピート販売も好調に推移しているため、としている。また、アミューズメント分野の「ポケモントレッタ」も収益を押し上げる。 他方、オンライン事業では、新規タイトルのリリースによる初期費用が増大したことに加え、海外におけるオンラインゲーム部門の本格的始動よる費用計上などを計上する見通しだが、これを吸収しての増額修正となった。   ■第1四半期決算 同時に発表した第1四半期(4-6月期)決算は、売上高44億1000万円(前年同期比46.2%増)、営業利益8億4900万円(同205.3%増)、経常利益8億7600万円(同237.3%増)、四半期純利益5億3100万円(同254.7%増)となった。       (1)オンライン事業は、売上高19億4400万円(同24.2%増)、営業利益1億8100万円(同40.7%減)だった。営業減益となったが、新規タイトルや海外向けのタイトルに関する開発イ費用などが収益を圧迫した模様だ。 「ブラウザ三国志」、「ブラウザプロ野球NEXT」、「剣と魔法のログレス」などの既存主力タイトルが順調に推移したほか、「一騎当千バーストファイト」、「閃乱カグラNewWave」が引き続き好調だった。海外事業展開については、5月より、人気スポーツエンターテイメント番組「SASUKE」のアメリカ版をモチーフとした「Ninja Warrior Game」、6月より、アクションアドベンチャーRPG「Cross Horizon」をAndroidとiOS向けにそれぞれ北米でリリースした。   (2)コンシューマ事業は、売上高16億7700万円(同154.8%増)、営業利益7億3900万円(同1100万円)だった。 5月発売の「ヴァルハラナイツ3(PS Vita)」が順調な販売を記録したほか、前期発売の「閃乱カグラSHINOVI VERSUS-少女達の証明-(PS Vita)」、「朧村正(PS Vita)」などのリピート受注が大変好調に推移した、としている。また、海外事業も、4月に米国子会社Marvelous USAがパブリッシングを行った「Pandora’s Tower(Wii)」の販売も順調に推移した。「ポケモントレッタ」も好調を維持した。   (3)音楽映像事業は、売上高7億8800万円(同0.6%減)、営業利益1億8300万円(同10.4%減)だった。プリキュアシリーズの新作TVアニメ「ドキドキ!プリキュア」やTVアニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の放送開始と映像商品化を行った。ステージ制作部門では、「ミュージカル『テニスの王子様』」で合計51公演分の実績を計上したほか、新たに関連DVDを2作品発売し、旧作リピートと合わせて受注が堅調に推移した。   ■2014年3月期の見通し 2014年3月期は、売上高200億円(前期比13.8%増)、営業利益29億円(同24.5%増)、経常利益29億円(同24.5%増)、当期純利益17億7000万円(同7.8%減)を見込む。  
株式会社マーベラス
https://www.marv.jp/

会社情報

会社名
株式会社マーベラス
設立
1997年6月
代表者
代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
決算期
3月
直近業績
売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7844
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