【TGS2013】試遊レポート…VOCALOIDのヒットメーカーが贈る『初音ミク ぐらふぃコレクション』のネイティブアプリ版が2014年初頭に配信開始

千葉・幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ 2013」。クリプトン・フューチャー・メディアのブースでは、「mixiゲーム」や「Mobage」で配信中のソーシャルゲーム『初音ミク ぐらふぃコレクション』のネイティブアプリ版が試遊できた。

VOCALOIDのヒットメーカーが贈る完全スマホ対応のソーシャルカードゲームの雑感をお届け。

 

【実際触ってみて】時折流れる楽曲がゲームの世界観を昇華させた

本作は、様々なクリエイターの協力で実現したカード育成型のソーシャルゲーム。多彩なジャンルで活躍するイラストレーター描き下ろしのボカロキャラクターのカードを、集めては育成し、カードの成長を楽しみながら、カードライブラリの完成を目指していく。

ネイティブアプリ版で大きく異なる部分は、クエストの進行方法である。従来の作品では、ボタンを押して淡々と突き進んでいたのに対して、今作では二手のルートを順次選びながら進んでいく方式に変更している。

タップした方向に1マス進んでいき、カードを獲得しながらゴールを目指していくのだが、途中、厄介なトラップにも遭遇することがある。敵の遭遇はもちろん、ダメージ床などのHPを減らすトラップがほとんどだ。これまた敵名が「してヤンヨ」など、ネット上で話題の呼称を用いたりと、ファンには「くすり」と来る小ネタが取り入れられているのもクリプトン、もとい本家ならではの演出。

ちなみに、画面上には先々の道筋も閲覧できるため、トラップを事前に予測して別ルートを選んで回避することが、おもなプレイヤーの行動となる。しかし、ダメージ床が続く後に、カードが入手できるマス目があるなど、選択肢を迫られる場面もいくつかあるため、そこは個々の判断で変化していく。

そして本作の見所は、ネイティブアプリ化したことによって、VOCALOID楽曲がクエスト中に流れることにあるだろう。ファンには嬉しい要素であるほか、クエスト画面がサイバーな世界観ということもあり、より「VOCALOID」のゲーム化であることの意味合いに、深みが増した印象だ。

ネイティブアプリ版は、2014年初頭に配信開始となる。今回は「Mobage」「mixiゲーム」というプラットフォームを介さないであろう流れで、どのようなファン層を新たに獲得できるかが、見所となっていく。また、「東京ゲームショウ 2013」で本作を試遊すると、クリアファイルと缶バッジがもらえる。会期中に来場する方は、ぜひ、狙ってみてはいかがだろうか。

 

■ ブース写真

 

 

 

 

 

■ 関連サイト

Mobage版

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