【イベント】『アングリーバード』の描き方講座に潜入 講師を務めたRovioのアートディレクター・トニーさんの話す「日本」の印象とは

Rovio Entertainment(ロビオ)は11月23、24日に新宿で、同社のモバイルゲーム『Angry Birds』(アングリーバード)お絵かきイベントを開催した。『アングリーバード』のアートディレクターで、スターウォーズとのコラボキャラデザインを担当したトニー・キセニウスさんが講師となり、『アングリーバード』のキャラの描き方を教えてくれた。記者もイベントに参加し、トニーさんにインタビューを敢行してみた。
 

▲会場は大盛況
 

▲アングリーバードに扮して挨拶するRovio日本代表、アンティ・ソンニネンさん


▲講師となったRovioのトニー・キセニウスさん
 
2日にわたって8回のセッションを実施し、11月24日は「もし、『パズル&ドラゴンズ』のキャラが『アングリーバード』の世界に登場したら?」というテーマでキャラの描き方を解説してくれた。『パズドラ』と『アングリーバード』はゲームにおいて11月18日からコラボイベントを実施し、『アングリーバード』がApp Store無料ダウンロードランキングで急上昇したことは記憶に新しい(関連記事)。
 

▲レクチャー真っ最中のトニー先生
 
ロビオの社員さんに勧められ、記者もイベントに参加し、『パズドラ』の「ワルキューレ」が『アングリーバード』の世界に登場したら、という前提で絵を描くことに。小学校のころから図画工作に苦手意識を感じ続け、絵を描くために鉛筆を握るのも10年ぶりという記者が恐る恐る描いてみた…が、トニー先生の教え方は抜群に上手く、そんな記者でもそれらしい絵を描くことができた。ありがとう、トニー先生!
 
パズドラのワルキューレ



記者がアングリーバード風に描くと


こうなる


▼トニー先生のお手本はこちら

 

イベントの合間を縫って、講師を務めたトニーさんに今回のイベントの感想などについて、インタビューを実施した。トニーさんは日本で『アングリーバード』を展開していくうえでの素直な思いを答えてくれた。(以下、かぎ括弧内はトニーさんの発言)
 

――今回のイベントの感想は。

「日本のファンとこんな近い距離で会話することができて良かった。土日で実施した8セッション全てで素晴らしい交流ができた。『アングリーバード』はシリーズで17億回ダウンロードされている人気ゲームだが、開発側としては、ダウンロードしてくれたユーザーの顔を知る機会はなかなかない。プレイしている人を直接知ることができるイベントとなった」
 
「イベント参加は即答で決めたが、日本でBtoCイベントは初めてで未知の世界だった。結果としてみなさんに楽しんでもらえ、また今後もこういう形でファンと交流できればいいと考えている。老若男女みなさんに楽しんでもらえて、良かった」
 

――今回のイベントで日本展開の手ごたえをつかめたか。

「ただ単に日本市場に投入しただけで、『アングリーバード』のダウンロードが急激に増えるわけではない。今回のイベントのように、ローカライズしたアプローチで市場から学んでいくことが必要だ。今後も良いパートナーと、色々なことを学んでいきたい」
 

――グッズ販売など日本向けにデザインを変える必要はあるか。

「市場が必要とするのならばすべきだろう。とはいえ、日本テイストのイラストは難しい。日本市場向けにデザインするには日本に住み、日本の文化を知る必要がある。キャラクターを学ぶだけではなく、日本という文化から学ばなければ、ローカライズは難しい。『パズドラ』とのコラボによるイラストコンテストで多くの絵を日本や海外からいただいたが、テイストは様々で、勉強になる」
 

――「スターウォーズ」とのコラボデザインについて。

「もともとスターウォーズの大ファンで、キャラクターをよく知っていた。だから、楽しみながら、かつ誇りを持ってやった。スターウォーズは30年続いているコンテンツ。『アングリーバード』の認知度を高めるのを助けてくれた」


■関連リンク
Rovio Entertainment(日本)


© GungHo Online Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
© 2013 Rovio Entertainment Ltd. Angry Birds.
Rovio Entertainment

会社情報

会社名
Rovio Entertainment
企業データを見る
Rovio Entertainment

会社情報

会社名
Rovio Entertainment
企業データを見る