セガ子会社のロビオ、映画『アングリーバード3(Angry Birds Movie 3)』を制作決定

セガのグループ会社であるロビオ・エンタテインメントは、この日(6月7日)、プライム・フォーカス・スタジオと共にDNEG アニメーションをアニメーション・パートナーとして迎え、『The Angry Birds Movie 3(原題)』の制作を開始することを発表した。ロビオとプライム・フォーカス・スタジオは、One Cool Group Ltd.、Flywheel Media、電通と共同で映画をプロデュースする。

本作は、ロビオの全世界50億ダウンロード(2022年時点)を超える人気モバイルゲーム「アングリーバード」の長編アニメーション映画のシリーズ第3作となり、シリーズ2作に続き、太い眉毛がトレードマークの怒りんぼうのレッドと、おしゃべりでお調子者のチャックの冒険を描く。

『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』でゴールデン・グローブ賞及びプライムタイム・エミー賞で主演男優賞を受賞のジェイソン・サダイキスさんがレッドを、ディズニーの大ヒットアニメ『アナと雪の女王』で雪だるまのオラフの声優を担当したジョシュ・ギャッドさんがチャックとして、前2作に引き続き声の出演予定。

2016年の第1作『アングリーバード』は公開時に50カ国で第1位を獲得し、全世界で3億5000万米ドル(545億円)以上の興行収入を記録、続編の『アングリーバード2』(2019年)と共に過去2作品で全世界興行収入5億米ドル(778億円)を突破した。

監督は『アングリーバード』、ビーバス・アンド・バットヘッドの映画『Beavis and Butt-Head Do The Universe(原題)』のジョン・ライス氏が務め、サーオップ・バン・オーマン氏が脚本を手掛け、中原徹氏と共にエグゼクティブ・プロデューサーとして参加し、ジョン・コーエン氏、ダン・チューバ、カーラ・コナー氏がプロデューサーを務める。

アングリーバードのデザインチームには、プロダクションデザイナーにジーニー・チャン氏、キャラクターデザイナーにフランチェスカ・ナターレ氏が復帰し、ストーリー担当はヴァディム・バジャノフ氏、リード・エディターはサラ・K・ライマーズ氏、絵コンテ・美術開発・アニメーションはDNEG アニメーションが担当する。

【株式会社セガ 代表取締役 社長執行役員COO内海州史氏のコメント】
世界中でファンを獲得している映画版アングリーバードの最新作が制作されることになり、大変うれしく思っています。セガは、様々なメディアでの展開を通してIPのブランド価値を高めていくトランスメディア戦略に注力しております。今回の映画『The Angry Birds Movie 3(原題)』はまさにその戦略に合致し、全世界に向けて「アングリーバード」の新たな魅力をお届けできる大きなチャンスだと考えています。セガとしても『ソニック・ザ・ムービー』などで培ったノウハウを生かし、世界中の皆さまにアングリーバードの世界をお楽しみいただける作品にすべくサポートしてまいります。ぜひご期待ください。

【ロビオ・エンタテインメントCEO Alexandre Pelletier-Normand氏のコメント】
アングリーバード・ブランドに境界はなく、まったく新しいアングリーバードの冒険は、私たちのゲームで作られた世界や物語が、いかにシームレスに映画やその先の領域へと広がっていくかを示しています。ロビオは様々なプラットフォームで想像力をかき立てるエンターテインメントを創造することに全力を注いでいます。ゲームや長編映画、ライセンス商品やアミューズメントパークに至るまで、あらゆる分野で継続的な成功を収めており、新たなパートナーと共に再び活気あふれるアングリーバードの世界を作り上げるのが楽しみでなりません。

【DNEG アニメーション Managing Director Crosby Clyse氏のコメント】
アングリーバードのゲームは世界的な人気を博しており、映画フランチャイズも世界中で成功を収めています。私たちのアニメーションチームは、再びプライム・フォーカス・スタジオと、そして新たな友人であるロビオとチームを組み、このカラフルでクレイジーな世界を舞台にした、全く新しいハイスピード・アドベンチャーを制作できることにワクワクしています。

【株式会社電通 Global President - Global Practices Jean Lin氏のコメント】
イノベーションは電通のDNAの一部であり、クライアントに他とは異なる総合的な成長機会を提供するため、常に新しくエキサイティングなプロジェクトを模索しています。私たちは、エンターテインメントがもたらすポジティブな影響力を信じ、人々とブランドとの間に有意義なつながりを生み出しています。プライム・フォーカス・スタジオおよびDNEG アニメーションとパートナーシップを組み、世界的に愛されている『アングリーバード』シリーズの次回作を制作するお手伝いができることを大変誇りに思っています。

【Flywheel Media Founder and CEO Don McGregor氏のコメント】
「アングリーバード」ブランドは、Flywheel Mediaが注力しているコンテンツの規模とスケールを如実に反映しています。このような素晴らしいパートナーと手を組み、世界中の観客にこの作品をお届けできることを大変嬉しく思います。

【プライム・フォーカス・スタジオ ナミット・マルホトラ氏のコメント】
ロビオ、セガ、One Cool Group、Flywheel Media、電通、そして素晴らしい製作陣や声優たちとこの映画で一緒に仕事ができることを嬉しく思っています。アングリーバードの素晴らしい物語の次の章に参加できて光栄です。プライム・フォーカス・スタジオは、現在数々の話題作を製作中であり、今回の『The Angry Birds Movie 3(原題)』が『The Garfield Movie(原題)』の次に当社が手掛ける大型アニメーション作品となることに興奮しています。

株式会社セガ
https://www.sega.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社セガ
設立
1960年6月
代表者
代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長執行役員COO 内海 州史/代表取締役副社長執行役員Co-COO 杉野 行雄
決算期
3月
直近業績
売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)
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Rovio Entertainment

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