MUMSS、グリーのスマフォへの考え方はDeNAやサイバーとはやや異なると指摘

三菱UFJモルガン・スタンレー証券（MUMSS）は、5月9日付けのグリー<3632>に関する速報レポートで、スマートフォンに対してサイバーエージェント<4751>やディー・エヌ・エー（DeNA)<2432>とやや異なる考え方が見られたと指摘している。 同証券では、“スマートフォンならでは”の新しい開発力に注目しているが、第3四半期の決算説明会の席上、「スマートフォンらしさを出せばよいのかというと、必ずしもそうではないかもしれない。フィーチャーフォンからの移植でも可能かもしれない。」とのコメントがあった、とのこと。 このほか、同証券では、1～3月期決算の課金収入は、予想の範囲内だったとしつつも、内製ゲームのモメンタム（勢い）が若干弱いかもしれないとの懸念も示している。オープンゲームが内製ゲームの売上を奪っていくことはグリーの収益面に大きなリスクになるとし、今後追加で確認するとしている。 なお、グリーの1～3月期決算に対する印象は、売上高、営業利益ともに同証券の予想を上回ったものの、特にサプライズはないとコメントしている。