【ゲーム株概況】決算期待からドリコム、バンダイナムコHD、コナミが堅調。コロプラが年初来安値、昨日S高のアエリアが反落

5月8日の東京株式市場では、日経平均株価が上昇したものの、ゲーム関連株は総じて軟調だった。ガンホー・オンライン・エンターテイメントやボルテージ、コロプラなど、すでに決算発表を終えた銘柄が軟調に推移する一方、2015年3月期の業績見通しへの期待感の強い会社には買いが入った模様だ。

ドリコム<3793>は、前日比96円高の2567円で取引を終えた。この日の引け後に決算発表を控えており、次の期への期待から買いが入ったものとみられる。『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ』や『フルボッコヒーローズ』、『ONE PIECE トレジャークルーズ』など有力タイトルを抱えており、業績改善が期待されている。バンダイナムコゲームスも36円高としっかり。

またこの日の取引時間中に決算を発表したコナミ<9766>は、49円高の2229円で取引を終えた。2014年3月期の営業益は53％減となったものの、今期の見通しが17％増と回復する見通しと発表した。

他方、決算発表を終えた銘柄の下げが目立っており、ガンホーが16円安の540円、コロプラが74円安の2036円（年初来安値更新）、ボルテージ<3639>が52円安の1227円、サイバーエージェント<4751>が160円安の3885円となった。また昨日ストップ高まで買われたアエリアは、101円安の1599円と大幅反落となった。