アクロディア、第2四半期業績 スマートフォン向け事業立ち上がる

 アクロディア<3823>の第1四半期(9-11月期)の連結業績は、売上高5億0600万円(前年同期比62.1%減)、経常損益1億6800万円の赤字(前年同期1億2300万円の黒字)、四半期純損益2億4400万円の赤字(同1億4200万円の黒字)だった。  主力の「VIVID UI」を中心とするミドルウェアの販売が前年同期に比べて大きく減少したことに加えて、販売目的ソフトウェア資産の減価償却費や固定費負担、過年度決算の訂正に関連した課徴金にかかる特別損失などを計上したことが主な要因のようだ。  ただ、先に、GMOインターネットと業務・資本提携を行い、「アンドロイドやろうぜ! by GMO」や「@GMO Game Center」の構築、マルチOS・マルチデバイス対応の開発ツール「VIVID Rumtime SDK」の提供や技術サポートを行うなど、スマートフォンに事業の軸足が移りつつある。よって、この赤字は過渡期的なものと見た方がよさそうである。  続く8月通期は、売上高32億4800万円(前期比10.8%増)、経常利益1億1900万円(前期9億1400万円の赤字)、当期純利益1400万円(同21億9200万円の赤字)を見込む。過年度決算の訂正に関連した課徴金に係る特別損失7800万円を計上したため、当期純利益の予想を従来の9900万円から1400万円に引き下げている。