マーベラス、第1四半期のオンラインコンテンツは営業益118%増と好調持続 スマホ版「ログレス」が大きく貢献 全体では家庭用ゲームの反動減で営業益23%減に

マーベラス<7844>は、本日(8月6日)、第1四半期(4~6月期)の連結決算を発表し、売上高47億5800万円(前年同期比7.9%増)、営業利益6億5500万円(同22.8%減)、経常利益6億4900万円(同25.9%減)、四半期純利益4億2400万円(同20.2%減)だった。オンライン事業、音楽映像業が好調だったものの、コンシューマ事業が減益となったことが響いた。

 


セグメント別の状況は以下のとおり。

(1)オンライン事業は、売上高26億5600万円(同36.6%増)、営業利益3億9500万円(同117.9%増)と大幅な増益を達成。「ブラウザ三国志」が堅調に推移したほか、「一騎当千バーストファイト」もサービス開始から2年が経過してなお好調を継続した。さらに「剣と魔法のログレス いにしえの女神」も好調に売り上げを伸ばし、収益拡大に大きく寄与しており、今後はさらなるプロモーション強化を図っていく予定。なお、将来の収益性が不透明な3タイトル(海外向け1タイトルを含む)の開発を中止し、それに伴う仕掛開発費の一括償却も行った。

(2)コンシューマ事業は、売上高12億7800万円(同23.8%減)、営業利益2億9800万円(同59.6%減)だった。前年同期にあった「閃乱カグラSHINOVI VERSUS-少女達の証明-(PS Vita)」、「朧村正(PS Vita)」などのリピート販売が今期はなかったことや、新規タイトルの販売もなかったことによる。また、キッズアミューズメント筐体の「ポケモントレッタ」に加え、新たな「パズドラZ テイマーバトル」のサービスを開始した。

(3)音楽映像事業は、売上高8億2500万円(同4.7%増)、営業利益2億2800万円(同24.1%増)だった。プリキュアシリーズのTVアニメ「ハピネスチャージプリキュア!」の音楽・映像商品化を行ったほか、前期に放送した主幹事TVアニメ作品「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の海外番組販売や配信等の2次利用収入が堅調に推移した。このほか、「ミュージカル『テニスの王子様』」は合計66公演分の実績を計上し、関連DVDを1作品発売いたしました。また、前期公演の「ミュージカル『薄桜鬼』HAKU-MYU LIVE」のDVD化を行い、「舞台『弱虫ペダル』」の関連DVDのリピート販売とともに好調に推移した。



■2015年3月期の見通し

2015年3月期は、売上高250億円(前期比23.0%増)、営業利益38億円(同26.4%増)、経常利益37億9000万円(同24.6%増)、当期純利益22億7400万円(同20.8%増)を見込む。

 
株式会社マーベラス
https://www.marv.jp/

会社情報

会社名
株式会社マーベラス
設立
1997年6月
代表者
代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
決算期
3月
直近業績
売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7844
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