トーセ、機構改革を実施…開発から運営業務までの体制を強化　オンラインコミュニティ上のアプリやデジタル分野のコンテンツ企画にも参入

トーセ<4728>は、8月22日、9月1日付けで機構改革と人事異動を行うと発表した。

ゲームソフト市場において、開発業務の大型化・高度化やオンライン機能を活用した運営サービスの重要性が高まる中、トーセでは開発業務から開発完了後の運営業務までワンストップで行う開発サービスを展開してきた。今回、市場ニーズの高まりを受けて、この一貫した業務推進体制をさらに強化する。また、新たな収益基盤の構築に向けてオンライン・コミュニティ分野と、デジタルメディア分野における新規事業を推進するとのこと。

機構改革のポイントは以下のとおり。

(1) 家庭用ゲーム機やスマートフォンなど複数のプラットフォームに向けた開発業務や継続的な運営、サポート業務など、昨今のゲームソフト開発に求められる要件が拡大している。こうした事業環境の変化と需要に対応し、開発業務と運営業務を一貫して推進する体制を強化するために、開発本部内に開発1部を創設し、新設の開発1部内にCS開発1部とSM開発2部を編成する。また、CS開発1部をCS開発室、SM開発2部をSM開発室にそれぞれ組織名称を変更する。

(2) この編成に伴い、開発本部内のCS開発2部を開発２部、AM開発部を開発3部、SM開発1部を開発4部にそれぞれ組織名称を変更。

(3) スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、SNSなどの様々なコミュニティサイトが広がりを見せている。これまでエンターテイメント業界や出版業界をはじめとする幅広い業種の顧客企業との間で信頼関係を構築してまいりましたが、こうしたネットワークを活かした新規事業として、コミュニティサイト上のアプリケーションの開発業務や派生ビジネスの創造を追求するコミュニティ事業準備室を開発本部内に創設する。

(4) 今後想定される運営ニーズの増加に対し、運営業務の根幹を担うサーバー・インフラ関連の増強を図るため、運営プロジェクトを部門横断的にサポートするシステムサポート室を開発本部内に創設。

(5) インターネット広告市場が著しく成長し、web サイトや SNS は有力な広告媒体として位置付けを確立する中、オンラインから実店舗への集客を促す O2O ソリューションやビッグデータの分析・活用による新たなマーケティング手法など様々な取り組みが注目を集めている。こうしたデジタルメディア分野におけるコンテンツの企画・開発・運営などの事業を開始するため、デジタルメディア事業室を事業部門統括内に創設する。

 

同時に以下の人事異動も行うとのこと。