コーエーテクモゲームス、新規ネイティブアプリを発表。グローバル展開もアジアを中心に積極的に…ネットワーク事業戦略発表会レポート


コーエーテクモゲームスは8月26日、東京・丸ビルホール&コンファレンススクエアにおいて、ネットワーク事業戦略発表会を開催、現状の報告をはじめ新タイトルや海外展開について発表した。そのレポートをお伝えしよう。

最初に登壇した、コーエーテクモゲームス 代表取締役社長 襟川 陽一氏は、現在のネットワークゲーム業界では、コンテンツを提供するプラットフォームの多様化・高性能化が進み、技術革新やユーザー層の嗜好の変化のスピードが早く、これらに応じた新商品や新サービスの導入が求められていると話し、それにあわせてコーエーテクモゲームスでは柔軟な対応を取り、独創性の高い高品質なコンテンツをタイムリーに提供していき、他社との差別化を計り、安定の収益化をしていく方針だと語った。
 

 
また、コーエーテクモゲームスでは、1998年にリリースした「信長の野望 Internet」をはじめ、オンライン・モバイル・ソーシャルと変化する市場に対応しており、ネットワークゲームで成功を収めている。海外展開に関しては、早くから北京・天津・シンガポール・ベトナムに開発スタジオを、アメリカ・イギリス・台湾に販売会社を解説しており、長期に渡り収益化を成功させていることも明かされた。

今後は、新規ネイティブアプリの開発をさらに進め、チャレンジングなタイトルとして新作を多数発表していくことを述べた。発表会の後半ではサービスが予定されている新作ゲームアプリ3タイトルの詳細が、各プロデューサーから紹介された。(関連記事

■2014年3月期セグメント業績

続いて、専務取締役 小林 伸太郎氏が登壇し、ネットワークゲームに関するこれまでと今後の業績・動向について説明がなされた。経営統合以来、2014年3月期セグメント業績(オンライン・モバイル売上高前年比)によると海外売上は52.2%増という数字が出ている。

■ネイティブアプリへシフト

ネイティブアプリへの参入も積極的に実施し、『ギャロップレーサー』(iOS/Android)やPCで展開していた『大航海時代V』、『戦国無双シュート』(iOS/Android)もネイティブアプリとしてサービスが開始されていることを明かした。

さらにすでに配信を開始している『ぐんたま~軍師の魂~』(Mobage)、『真・三國無双ブラスト』(iOS/Android)、『クイズバトル討鬼伝』(iOS/Android)も順調な動きを見せており、ガストブランドの『アトリエクエストボード』(iOS/Android)は開発がほぼ終了しており、近日にリリースを予定しているとのこと。
■コラボレーションビジネス

IPの多方面展開として、他社IPとのコラボとなるモブキャスト<3664>「モバプロ」と「信長の野望」が「モバノブ信長の野望」として提供中だ。

■海外市場展開
 

ここ数年で急速に拡大するアジアモバイルゲーム市場へのグローバル展開について、『大航海時代V』は中国・韓国・台湾でサービスインに向けたローカライズがスタート、上海で開催されたChinajoy2014でも発表されているとのこと。『真・三國無双ブラスト』は中国・台湾でパートナーが決定、『ぐんたま~軍師の魂~』は台湾で8月末にはCBTがスタートする予定。現在中国・台湾でサービスインしている『のぶニャがの野望』は東南アジアでの展開を予定されている。
 
 

■新作タイトル『ぐるぐるダンジョン のぶニャが』

新作タイトルの紹介コーナーでは、ネットワーク事業部 プロデューサー 廣重演久氏よりまず『ぐるぐるダンジョン のぶニャが』が紹介された。
 

 
本作は「のぶニャが」シリーズ最新作となり、ストーリーモード“のぶニャが公記”では、プレイヤーと「織田のぶニャが」がねこ武将の世界を救うため、時を駆け巡る壮大な物語が楽しめる。罠と敵がいっぱいの3D“ドキドキダンジョン”を駆け抜け、“スロットバトル”で敵を撃破するダンジョン探索RPGになるようだ。GPS機能でリアル世界とも連動する予定。

シナリオは手塚一郎氏、オープニングアニメはMMF Group inc.が手がける。コラボレーションとして舞台化(ボーカロイドのIAを起用)やファミマ・ドット・コムとのタイアップカレーを発売するほか、ペットフードメーカー「ペットライン」とのタイアップも決定している。プラットフォームはiOS/Android、基本プレイ無料のアイテム課金、今冬サービス予定となっている。
 

■新作タイトル『信長の野望 201X(ニマルイチエックス)』

続いては執行役員 ネットワーク事業部 プロデューサー 竹田智一氏より、『信長の野望 201X(ニマルイチエックス)』が紹介。信長が近未来のインカムと銃を持ったイメージビジュアルが衝撃的。

本作はスマートフォン向けRPGとなって現代日本に甦ったスマートフォン向けフォーメーションバトルRPG。201X年。かつて戦国の世に封印された魔物が京都に復活し、全国各地が次々に戦国化。この未曾有の事態に、プレイヤーは戦国武将と協力しながら、世界を在るべき姿に戻すべく奮闘する物語になるとのこと。

ゼネラルプロデューサーはシブサワ・コウ氏が担当。戦闘では古代中国で発祥した奇門遁甲をモチーフにした3×3のパネルスライド方式で展開。プレイヤーは戦国時代の陰陽師の末裔との設定で、多彩な特技やコンビネーションが使用できる。戦闘中は一度だけマシンガンやロケット弾などの近代兵器を使用することも可能とのこと。

また、ゲーム内に自社のコンテンツや商品などを登場させることができるパートナー企業や団体を広く募集するとのこと。ゲーム内告知や商品ページへのリンクなども可能だと明かされている。

■新作タイトル『三國志レギオン』

最後は執行役員 ネットワーク事業部長 副事業部長 藤重和博氏より、新作タイトル『三國志レギオン』が公開。会場ではプロモーションPVのみ公開され、スクリーンショットなどは確認できなかった。

ゲーム内容は劉備、曹操、孫堅ら三国の英雄と共に、董卓、呂布、袁紹ら群雄と天下覇権を巡る戦いを体験でき、一人で大軍を突き破った趙雲の単騎突進や、赤壁を焼き尽くした諸葛亮の火計など、個性溢れる武将の活躍を存分に楽しめるソーシャル・シミュレーションRPGになるとのこと。現在今冬サービスに向けて鋭意開発中。
株式会社コーエーテクモゲームス
https://www.gamecity.ne.jp/

会社情報

会社名
株式会社コーエーテクモゲームス
設立
1978年7月
代表者
代表取締役会長(CEO) 襟川 陽一/代表取締役社長(COO) 鯉沼 久史
決算期
3月
直近業績
売上高524億4300万円、経常利益363億8300万円、最終利益275億3800万円(2021年3月期)
上場区分
非上場
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