ソニー、2011年3月期の業績見込みを2600億円の最終赤字に修正

ソニー<6758>は、本日(5月23日)、2011年3月期の連結業績予想を下方修正し、売上高及び営業収入を7兆1810億円(前回予想7兆2000億円)、営業利益2000億円(変わらず)、当期純損益2600億円の赤字(同700億円の黒字)とした。 同社では、連結売上高と営業利益については、2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響を受けたものの、2月時点の想定どおりとなる見込みとした。 当期純損益については、第4四半期において、日本における繰延税金資産に対し現金支出をともなわない約3600億円の評価性引当金を計上するため、2月時点の想定を約3,300億円下回る見込みになった、としている。 この修正については、ソニーでは、非現金支出費用であり、ソニーの連結営業利益やキャッシュ・フローに影響を及ぼすものではない、としている。 なお、日経QUICKニュースの報道によれば、2012年3月期については、最終損益は黒字を見込んでいるとのこと。震災は営業利益で約1500億円の減益要因となり、個人情報の流出については約140億円程度の費用を費込んでいる模様。営業利益は2011年3月期程度の数字になる、としている。