【ゲーム株概況(12/18)】日本ファルコムが中国進出、新作で後場一時S高に アクセルマークも後場急伸 gumiの上場初日終値は3165円
12月18日の東京株式市場では、日経平均は大幅続伸し、3営業日ぶりに1万7000円台を回復した。日経平均株価の終値は前日比390.32円高の1万7210.05円となった。17日の米FOMC終了後の声明を受けて、前日の米市場が上昇したことが好感されている。国内には目新しい材料がないだけにストレートな反応が出ているようだ。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、日本ファルコム<3723>が後場に入って一時ストップ高になるなど急伸した。中国ゲーム開発大手のChangyou.comと提携し、2015年に中国のモバイルアプリ市場に進出すると発表(関連記事)したことや、2015年第1弾タイトルとなるた都市型神話アクションRPG『東亰ザナドゥ』を発表したことが好感された模様。なお、『東亰ザナドゥ』はティザーサイトが公開された状態で、ハードが何になるのかも現時点では不明の状態だ。
また、アクセルマーク<3624>が同じく後場に入って一時ストップ高し、終値でも上げ幅10%超となる急騰を見せた。こちらはディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>が発表した新作ゲームアプリ『キングダム -英雄の系譜-』の開発に子会社アクセルゲームスタジオが参加していること(関連記事)が買い材料となっている。
ほか、イグニス<3689>やドリコム<3793>が買われたが、朝方はiOS版「うた☆プリアイランド」の12月下旬のサービス再開(関連記事)を材料に高騰したブロッコリー<2706>はその後急落し、結局前日比マイナスで取引を終えるなど乱高下した。
なお、朝方寄り付き直後に公開価格と同値の3300円で初値を付けたgumi<3903>は、直後に高値3340円を付ける場面もあったが、初値を下回る水準での推移が続き、上場初日の終値3165円で取引を終えている。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903
会社情報
- 会社名
- 日本ファルコム株式会社
- 設立
- 1981年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 近藤 季洋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高25億3300万円、営業利益14億6000万円、経常利益15億7300万円、最終利益10億2700万円(2022年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3723
会社情報
- 会社名
- アクセルマーク株式会社
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 松川 裕史
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3624