グリー<3632>は、2月4日、2015年6月期の第2四半期累計(7~12月)の連結業績を発表、売上高495億4500万円(前年同期比27.1%減)、営業利益111億900万円(同41.3%減)、経常利益150億7000万円(同27.5%減)、四半期純損益41億7900万円の赤字(前年同期98億2800万円の黒字)となった。
対前年同期比では減収減益となるが、売上高、営業利益、経常利益の各項目は第1四半期決算発表時の予想を上回って着地した。ただ、純損益に関しては、OpenFeint Inc.及びポケラボに対する出資に伴い発生したのれん等に関して、出資時に想定していた収益が見込めなくなったことから減損損失を計上し、赤字となっている。
対前年同期比では減収減益となるが、売上高、営業利益、経常利益の各項目は第1四半期決算発表時の予想を上回って着地した。ただ、純損益に関しては、OpenFeint Inc.及びポケラボに対する出資に伴い発生したのれん等に関して、出資時に想定していた収益が見込めなくなったことから減損損失を計上し、赤字となっている。
続いて、四半期ベースの推移を見ると、売上高は241億2000万円(前四半期比で13.0%減)、営業利益は47億3000万円(同16.4%減)、経常利益は70億円(同10.7%減)とQonQで減収で着地。四半期純損益は前述ののれん代償却の影響で、76億6000万円の赤字(前四半期34億8000万円の黒字)となった。
ただ、この四半期業績についてもウェブゲームの自社・協業タイトルが堅調に推移し、売上高、営業利益は予想を上回って着地している。なお、上記ののれん等の減損は184億円で、gumi株式売却益を70億円の計上と相まって70億円強の赤字となっている。
なお、同社は、これまで合理的な業績予想の算定が困難であるとし、翌四半期の業績見通しを公表してきたが、現時点までにネイティブゲームを主軸とした事業構造の転換が着実に進展しているとして、2015年6月期の通期予想を発表。売上高980億円(前期比22.0%減)、営業利益200億円(同42.9%減)、経常利益240億円(同33.4%減)、当期純利益ゼロの予想としている。
また、合わせて、未定としていた期末配当予想についても発表しており、創立10周年の記念配当として10円(前期は普通配当11円)を実施する予定。
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632