日本エンタープライズ、第3四半期決算は売上高が前年同期比14%増、経常利益は同51%減…QonQでは売上高2%増、経常利益4.2倍と利益率改善
日本エンタープライズ<4829>は、3月31日、2015年5月期の第3四半期累計(6~2月)の連結業績を発表、売上高は37億4000万円(前年同期比14.1%増)、営業利益1億1400万円(同55.0%減)、経常利益1億2500万円(同51.4%減)、四半期純利益1億6200万円(同60.8%減)となった。
■コンテンツサービス事業
キャリア向けサービスは、スマートフォン向け定額サービス「スゴ得コンテンツ」「auスマートパス」「App Pass」に対し、提供コンテンツの追加投入とプロモーションを積極的に行ってきたほか、格安スマートフォンでは初のアプリ取り放題サービスとなる「アプリ超ホーダイ」など、新たに開始されたスマートフォン向け定額サービスに対してもコンテンツの提供を実施。その一方で、ネイティブアプリを同事業の次なる柱とすべく、連結子会社HighLab」において、積極的にプロモーションを実施するとともに、品質改善・機能追加・新規コンテンツの開発を行った。その結果、同事業の売上高は19億1100万円(前年同期比4.4%増)、セグメント利益は4億3900万円(同25.3%減)となった。
なお、ネイティブアプリについては、チャットアプリ『Fivetalk』や『女性のリズム手帳』のほか、ゲームアプリとして『ひっぱれ!ネコPing プラネット』『ニャーミのタップにゃんば~』『ハニープラス』『ウチの旦那はイケてない』の4タイトルを提供している。
■ソリューション事業
広告ビジネス「店頭アフィリエイト」は、既存の携帯電話販売会社との連携強化、新規の携帯電話販売会社の開拓、取り扱い店舗数の拡大を積極的に推し進めた結果、大幅な増収を達成。コンテンツの企画、構築、運用、デバッグ、サーバ保守管理等の法人向けサービス提供については、連結子会社フォー・クオリア」との連携を強化し、スマートフォン及びタブレットを活用したニーズの拡大に合わせて、開発スピード・提供量・品質を充実させた。一方、業務支援サービスは、引き続き、リバースオークション&見積徴収システム『Profair』を推し進めたほか、スマートフォンを活用した企業の内線電話網を構築するアプリケーション『AplosOneソフトフォン』や法人向けメッセンジャーアプリ『BizTalk』の提供を行うとともに、代理店・取次店の開拓を進めた。その結果、同事業の売上高は18億2900万円(同25.5%増)、セグメント利益は1億3000万円(同40.3%増)となった。
■四半期(QonQ)推移
業績をQonQで見てみると、第3四半期期間(12~2月)の売上高は12億2500万円(前四半期比2.3%増)、経常利益5500万円(同4.2倍)となった。計画的な広告投資により、利益率が大きく改善している。
なお、2015年5月期通期の予想については、前回発表から変更なく、売上高51億3000万円(前期比13.8%増)、営業利益2億2000万円(同34.4%減)、経常利益2億3000万円(同32.4%減)、当期純利益1億8000万円(同58.8%減)の見込み。
会社情報
- 会社名
- 日本エンタープライズ株式会社
- 設立
- 1989年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 植田 勝典
- 決算期
- 5月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4829