カヤック、第1四半期は前年同期比29%増収、営業利益は10倍超に 2015年12月期通期の予想は27%増収、86%営業増益と変更なし【追記・一部資料追加】
カヤック<3904>は、5月13日、2015年12月期第1四半期(1~3月)の連結業績を発表、売上高8億700万円、営業利益1億円、経常利益9800万円、当期純利益6200万円となった。今期が初の四半期財務諸表の作成となるため、前年同期比較は開示されていないが、直前四半期との比較(QonQ)では、売上高が19.5%減、営業利益が13.8%減、経常利益が4.9%減、四半期純利益が8.8%減での着地となっている。
【追記】
同社は、決算説明会資料において、2014年12月期第1四半期の実績を発表し、前年同期との比較が明らかとなった。2015年12月期第1四半期は、売上高で前年同期比29.2%増、営業利益で960.1%増、経常利益で1198.8%増、四半期純利益で947.8%増となっている。なお、下のグラフは2014年12月期からの四半期ごとの業績推移で、これを見ると今期はかなり順調なスタート切ったと見ることができそうだ。
取扱いサービス別の状況は以下の通り。
①クライアントワーク…売上高2億7318万円
積極的に新しい技術とアイデアに挑戦し、クライアントとその先にいるユーザーに新しい体験を提供することで、クライアントのマーケティング及びブランディングに資する広告を提供している。スマートフォンの普及や新しい技術の出現を背景に、WEB領域にとどまらないリアルと連動した案件の増加がみられている。
②ソーシャルゲーム…売上高4億4886万円
2014年9月に『ぼくらの甲子園!』シリーズの最新作となる『ぼくらの甲子園!ポケット』をリリースし、200万ダウンロードを突破するなど順調に推移。既存タイトルについても、新たな機能の追加開発やイベント内容の改善を進めた。
③Lobi…売上高7124万円
「Lobi」というスマートフォンゲームに特化したコミュニティ事業を進めている。プレイ動画の録画機能をはじめとした機能の拡充に努めるとともに、ビッグタイトルを中心に「Lobi」と連携するタイトル数を積極的に増加させる中でユーザー数の拡大を図っている。
なお、2015年12月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高37億500万円(前期比27.9%増)、営業利益3億7000万円(同86.6%増)、経常利益3億6900万円(同2.0倍)、当期純利益2億3600万円(同99.8%増)の見込み。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カヤック
- 設立
- 2005年1月
- 代表者
- 代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3904