サイバーエージェント、「STF-Smartphone Test Farm」を開発…ブラウザを使って170機種超のAndroid端末でサービス検証が可能


サイバーエージェント<4751>は、7月3日、ブラウザからAndroid最新機種を含む全端末を検証できるシステム「STF-Smartphone Test Farm」を開発し、オープンソース化をすると発表した。このシステムは日本語と英語で利用できる。

このサービスは、開発者が、Android最新機種を含む170超の端末表示をブラウザから簡単に検証することができるシステム。開発したアプリやウェブサイトをブラウザ上で複数台同時にリモート操作し、デザインチェックを行うことができるほか、システムログを一覧でリアルタイムに取得し、効率的にデバッグを行うことができる。また、ドラッグ&ドロップで簡単にアプリ(.APKファイル)のインストールや実機のリモートシェルコマンドの実行など、スマートフォンサービス開発に携わる事業者には便利な機能が用意されている。

同社によると、スマートフォンは全世界で16億個のデバイスが存在し、そのうちの87%を上位875種が占めるといわれている。ユーザーがスマートフォンを利用する機会は多様化し、それに呼応してスマートフォンの機能も多角化している。今後も確実に機種は増え続け、それに対応するサービス開発者の負担も比例して増え続けていくことが予想されることに対応したサービスとなる。
 


【機能概要】
・スマートフォン・PCから実機のAndroid機を遠隔操作
・簡単にURLブラウジング
・Web上で各端末のリアルタイムログを取得
・ドラッグ&ドロップでアプリ(.APKファイル)のインストール
・複数端末を同時に操作可能
・Android Studio、Eclipse、Chrome Remote Debug Toolsとの連携が可能
・Android端末に送るコマンド全てがブラウザ上で操作可能
・対応OS(2015年6月末現在): Android 2.3~5.1、Preview M、Wear 5.1、Fire OS等
(尚、対応OSはオープンソース化することにより今後増えていく予定)


なお、今回のオープン化を記念し、7月7日19時よりサービスの説明会を開催する。サービスの開発者より、プロダクトの詳細な内容や開発の裏側、今後の展開について説明が行われる予定だ。


 
■関連サイト
 

説明会申込

公式サイト

株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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