【ゲーム株概況(7/15)】『ぼくドラ』好調のイグニスが一時S高　みずほ格上げのカプコンも年初来高値　ケイブは決算を受けてS安

7月15日の東京株式市場では、日経平均株価は3日続伸し、前日比78.00円高の2万0463.33円で取引を終えた。朝方から前日の欧米市場の上昇を好感した買いが入ったものの、買い一巡後は伸び悩んだ。イエレン米連邦準備理事会議長の議会証言や、ギリシャ問題の行方を見極めたいとの心裡から手控えムードが広がったようだ。

カプコン<9697>が大幅続伸し、年初来高値を更新した。みずほ証券が同社株のレーティングを「中立」から「買い」に引き上げ、目標株価を1750円から3100円に引き上げたことが材料視された。第1四半期の好調な業績が期待されるほか、「バイオハザード7（仮）」や「モンスターハンターエクスプロア」など目先カタリスト（材料・イベント）になりそうな候補が多いという。

そうした中でゲーム関連株では、シリコンスタジオ<3907>が大幅続伸。第2四半期の決算発表で目先の悪材料出尽くしとなったことに加え、前日に開催された決算説明会をきっかけに見直す動きが出た模様だ。さらに、この日、Google Playのトップデベロッパーに認定されたことも明らかにしている。

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  イグニス<3689>も一時ストップ高まで買われた。子会社であるスタジオキングの提供するスマートフォン向けRPG『ぼくとドラゴン』がGoogle Playの売上ランキングで過去最高位を更新し続けており、この日は19位とTOP20入りを果たした。ヒットタイトルの仲間入りを果たしたことで、業績への期待から買いが入ったようだ。

ケイブ<3760>が朝方から売りが殺到し、ストップ安比例配分となった。14日、2015年5月期の業績を発表し、営業損益が4億8500万円と前の期（2億0800万円の赤字）から赤字幅が拡大したことが嫌気された模様だ。4期連続の赤字となった。ただ、この日、『ゴシックは魔法乙女～さっさと契約しなさい！～』が100万DLを突破した旨の発表がなされており、明日以降、下げ止まるか注目される。

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