ドリコム<3793>は、7月23日、2015年3月期決算の発表時に開示した2016年3月期第1四半期(4~6月)の連結業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の18億円から16億3400万円に下方修正されたものの、営業損益は従来予想の3億円の赤字から2億500万円の赤字、経常損益は同3億円の赤字から2億1000万円の赤字、四半期純損益は同2億円の赤字から1億5300万円の赤字へとそれぞれ赤字幅が縮小した。
他社配信アニメ版権(IP)ゲーム2本(『ONE PIECE トレジャークルーズ』と『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ』)が引き続き堅調に推移し、『フルボッコヒーローズ』もプロモーション効果で伸張した。しかし、その一方で、ユーザー満足度の向上を目指した初期改修が続き、『崖っぷちバスターズ』の売り上げが予想を下回ったことなどで、売上高は従来予想を下回った。
一方、損益面については、コストの効率化が進んだことに加え、プロモーションの見直しにより、第1四半期期間中の発生を見込んでいた広告宣伝費が、第2四半期以降に発生する見通しとなったことで、赤字幅が縮小した。
【追記】
なお、今回の業績予想修正により、従来の前四半期比(QonQ)で増収予想から一転、QonQで1.9%の減収予想となった。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高108億円、営業利益22億8100万円、経常利益21億9200万円、最終利益11億5900万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793