KLab<3656>は、9月10日、パブリッシングパートナー及び共同開発パートナーに提供するモバイルゲーム開発SDK「KG SDK(KLabGames Software Development Kit)」にチャットシステムを追加したことを発表した。
「KG SDK」とは、「エンジニアが使いやすい」をコンセプトに、各種ゲーム共通で必要な機能をまとめたソフトウェア開発ツールキット。ゲーム開発の際、どのゲームでも必要な機能は開発済みのライブラリであるKGSDKを活用することで、スクラッチから開発するのはそのゲームに特有の機能だけになる。これによって、開発スケジュールの短縮や開発コストの削減、開発品質の安定といった効果を期待できる。
今回追加されたチャットシステムは、ゲーム内でユーザ同士のチャット機能を提供する際に必要な機能をまとめたクライアントのライブラリとサーバシステム。主な機能・特長は以下の通り。
<主要機能(ユーザ向け)>
・チャット基本機能
ユーザ同士でテキストのメッセージをやりとりする機能です。1対1のチャット、複数人のグループチャットが実現できる。
・スタンプ機能
ユーザ同士で画像メッセージをやりとりする機能です。テキストと同様、1対1のチャット、複数人のグループチャットで利用できる。
<主要機能(サービス運営者向け)>
・NGワード設定機能
チャットで利用できないワード(NGワード)を登録できる。
・チャット検索、削除機能
条件を指定したチャットの検索、不適切なチャットの削除ができる。
・チャット禁止機能
特定のユーザのチャット利用を禁止できる。
・テストユーザ登録機能
商用環境でテストユーザ同士のみやりとりができるチャットを作ることができる。
<特長>
・チャットサーバの保守をKLabにて実施
チャットシステムではサーバシステムが必須だが、この部分はKLabにて保守・運用を行う。そのため、クライアントライブラリの組み込みと簡単なサーバ間通信の組み込みだけでチャット機能を実現できる。
・柔軟なUI設計が可能
クライアントのライブラリはユーザインターフェース(UI)と独立なため、他の機能のUIと整合のとれたUIを設計して組み込むことが可能。
<チャットシステムの動作イメージ>
<チャットシステムの構成図>
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656