【TGS2015】Fuji&gumi Games今泉潤氏「『誰ガ為のアルケミスト』は『ファントムオブキル』の正統進化」
gumi<3903>とフジ・スタートアップ・ベンチャーズにより設立されたFuji&gumi Gamesは、9月17日に開催された「東京ゲームショウ2015」のステージイベントで、今泉潤プロデューサー(写真右)が新作モバイル向けタクティカルゲーム『誰ガ為のアルケミスト』を紹介した。2015年冬にiOSとAndrdoi向けのゲームアプリとしてリリースする予定だ。
このゲームは、7人の主人公が織り成す壮大でドラマティックなストーリーと高度な戦略性に富んだ「三次元空間戦略バトル」が楽しめる本格的タクティカルRPGとなる。人気の第1弾タイトルであるシミュレーションRPG『ファントム オブ キル』よりも高いゲーム性を持つ作品に仕上げる考えだという。
今回、3Dマップでのバトルを採用する点が特徴だ。『ファントム オブ キル』に高さと向きという概念が加わることになり、戦略性がより広がることになった。30種類に及ぶジョブや、アビリティの要素も加わることで、「非常にやりごたえのあるゲームになっている」(今泉氏)という。
続けて今泉氏は、「ゲームが難しくなると、操作性も難しくなると懸念されるかもしれないが、遊びやすくなるよう、操作性の部分は非常にこだわった。モバイルゲームで本格的なタクティカルゲームを作るにはこうあるべきではないかとスタッフ全員で考えたので、相当遊びやすいゲームになっていると思う」と述べた。
また、キャラクターは、「7つの大罪」をモチーフにしたものとなっている。この7人の主人公が織り成す7つのストーリーが楽しめるそうだ。「モバイルゲームでは、ストーリーのある作品が少ない。章によって主人公が切り替わり、その主人公を使わなくてはならないところは家庭用ゲームっぽくなっている」。ストーリー部分もできるだけ3Dで展開されるようにし、1人1人が抱える罪も描く。
なお、押井守氏が『ファントム オブ キル』のオープニングムービーを担当したことで話題になったが、今回は、『マクロス7』や『創聖のアクエリオン』などで有名な河森正治監督がオープニングムービーを手掛ける。「非常に驚きのあるもの」になるとのこと。さらに、下村陽子氏が音楽を担当する。
最後に今泉氏は、「2015年冬のリリースに向けて追い込みの時期にある。『ファントム オブ キル』がご好評いただき、次のチャレンジは、その正統進化となる。ぜひ期待していただきたい」と述べ、新作ゲームへの自信を示した。
(編集部 木村英彦)
■『誰ガ為のアルケミスト』
© Fuji&gumi Games
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903
会社情報
- 会社名
- 株式会社フジテレビジョン
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 宮内 正喜/代表取締役社長 港 浩一
会社情報
- 会社名
- 株式会社Fuji&gumi Games
- 設立
- 2014年1月