【ゲーム株概況(10/5)】みずほの高評価や「FFグランドマスターズ」の好スタートでスクエニHDが買われる 半面、開発担当のクルーズは3日続落
10月5日の東京株式市場では、日経平均株価は上げ幅を拡大して4日続伸となり、前日比280.36円高の1万8005.49円で取引を終えた。9月の米雇用統計の発表を受けて、米国の早期利上げ観測が後退し、朝方から買い優勢の展開となり、一時は上げ幅300円超に達する場面もあった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、上昇銘柄が多数を占める中で、スクウェア・エニックスHD<9684>の上昇が目立った。スクエニHDは、みずほ証券がゲームレジャーセクターの第2四半期決算プレビューをリリースし、同社を高評価したことに加え、「ファイナルファンタジーグランドマスターズ」がApp Storeランキングで週末に早くもトップ30入りを果たすなど好スタートを切ったことが好感されている。
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また、enish<3667>やサイバーエージェント<4751>、モバイルファクトリー<3912>、ネクソン<3659>などが買われた。enishは、10月に発売ずれ込んだ新作2タイトル(『12オーディンズ』と『ゆるかみ!』)がそろそろリリースに向けて何らかの情報が飛び出すのではとの思惑が底流にあり、1000円割れの株価に対する突っ込み買いの意識が強まっているようだ。
半面、『FFグランドマスターズ』の開発を担当したクルーズ<2138>は、本作のリリースとともに利益確定売りの動きに押される展開が続き、アクロディア<3823>もさえない。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667